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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第113話 引き離されたイッセーと小猫!砂漠の大迷宮グルメピラミッド!!
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自身も体内から水分が急速に失われていきヤバイ状態だ。


 あとギャスパーも吸血鬼ゆえか強い日光に耐え切れなくなりダウンしてオブに乗っている、ラクダが男を乗せようとしないからなんだ。


 見た目は可愛い女の子なのに拘りなのか絶対にギャスパーを乗せなかった、この野郎……


 最初オブを怖がっていたギャスパーも今はそんな事を気にしている余裕もなくなってしまい今はオブの上で横たわっている。今はルフェイの魔法で日差しを抑えているがこのままではギャスパーも危険だ。


(クソッ、貯水ラクダを失ったのは辛いな。何とかして水分を得ないと……)


 早くに貯水ラクダが流砂に飲まれたのは不味かった。この砂漠に出てくる猛獣は食えなかったり血が無いタイプが多い、せめて猛獣の血でも飲めればな……


「なんだイッセー、もうへばったのか?相変わらず根性の無ぇ奴だな」


 俺はなんとか水分を得ないといけないと思いながら進んでいるとゼブラ兄がそう言ってきた。


「はっ、このくらいでヘタれるわけねぇだろう。俺は今まで氷の大地や天空の野菜畑、更には地球の重力を何倍も強く感じる地底に潜ったんだ。ゼブラ兄こそ長い間刑務所暮らしだったんだ、こんな暑さには慣れてねぇんじゃねえのか?」
「こんな暑さはグルメ刑務所のマグマシーズンで経験済みだ」
「なっ!ゼブラ兄もマグマシーズンを味わっていたのか!?というか何勝手に外に出てるんだよ、大騒ぎになったんじゃねえのか?」
「唯の散歩だ」


 しかしまさかゼブラ兄がシーズンに外に出てるとはな、まあジッとしてるタイプでもないし納得なんだが……ラブ所長たちは慌てただろうな。


「じゃあまさか他のシーズンも外に出たのか?」
「ああ」
「良く生きていたな、アンタ……モンスターシーズンやフリーズシーズンはまだしもミストシーズンは死ぬだろう」
「あんなもん俺に適応させてやったさ」
「相変わらずの負けず嫌いだな……」


 ゼブラ兄は嘘をつかない、つまりミストシーズンの猛毒の霧も適応したんだろう。だが実際は死にかけたはずだ、ココ兄ならまだしもゼブラ兄は毒に耐性があるわけじゃないからな。


 だが本人は死んでもそれを言わないし認めないだろう、出会った頃から決して弱音を吐かない人だった。


(とはいえ流石にゼブラ兄も限界だろう、俺と同じで持ってきた水には一切手を付けていないからな)


 俺と同じようにゼブラ兄は皆に水を分けていた、本人はワインじゃなきゃ飲む気にならないと言っていたが……素直じゃねぇよな。


 ゼブラ兄は気に入った相手にはある程度はやさしいんだ、そこにいくまでかなりの道のりなんだけど。


 だがやせ我慢も限界がある、なんとか水分を取ら
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