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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第113話 引き離されたイッセーと小猫!砂漠の大迷宮グルメピラミッド!!
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面白そうにそう答えるがルフェイが早く行こうと彼を押した。置いていかれたらマジで詰むからな。


 その後もいろんな幻影が俺達を欺こうとしてきた。例えば……


「わわっ!?地面が逆転しました!?」
「実際は何も変わっていないんだろうが本当に逆転したように感じて頭に血が上ってきてるぞ……クラクラするな」


 天地が逆転した砂漠を見てルフェイが驚きアザゼル先生が頭を抑えている。思い込みで本当に頭に血が上ってきているみたいだ、恐ろしいな。


「きゃああっ!猛獣が襲い掛かってきたわ!」
「このっ……!コレは幻影?……うわっ!」
「祐斗君!?このっ!フラグレンスバズーカ!」


 猛獣に襲われそうになったティナを祐斗が守るがその猛獣が幻影で背後から本物の猛獣が祐斗に襲い掛かった。慌ててリン姉がフォローに入る。


「流砂の上を歩けるなんて不思議な体験ですわね」
「実際はほんの一部が歩けるだけで後はマジの流砂だからな。朱乃、足を踏み外すなよ」


 広大な流砂の川を歩いて渡っている。一部に狭い道があるだけで後は本物の流砂だ、ちょっとでも足を取られれば一気に沈んでしまう。慎重に行かないとな。


「うおー!私は無敵だー!!」
「イッセー君!ゼノヴィアがサボテンを食べたらおかしくなっちゃった!」
「とにかく取り押さえろ!あと勝手に変なモンを食うなっての!」


 ゼノヴィアが幻覚剤の材料になるサボテン『メスカルサボテン』を食べてしまい錯乱してしまう、俺はイリナと一緒にゼノヴィアを取り押さえた。


「ここは気を付けろ、平坦に見えるが実際は一本道だ。足を踏み外したら流砂に真っ逆さまだ、しっかり付いてきな」
「砂の中から蠢く猛獣の匂いを感じるな、多分さっき襲ってきた音に敏感なタイプの猛獣がウヨウヨいるんだろう。羽根で飛ぼうとしてはばたかせたらその音で一斉に襲い掛かってくるぞ、皆しっかりゼブラ兄について行けよ」
「この世界って飛べる種族に厳しすぎないかしら……?」


 平坦だけど実際は細長い一本道を慎重に進んでいく、砂の中から先程足音に反応して襲い掛かってきたミミズのような猛獣の匂いがするので皆に飛ばないように注意するとリアスさんが飛べないことに不満を言っていた。


 俺達は様々な幻影を対処しながら先を進んでいく、今のところはゼブラ兄のお蔭で問題はない。


 だがこの砂漠の恐ろしさは幻影だけではない、どんどん気温が上がり俺達を干上がらせようとする異常な高温が容赦なく襲い掛かってくるんだ。


「はぁはぁ……水……」
「ティナ、俺の分も飲んでいいからな。とにかく水分を切らすな」


 ティナはラクダに乗って移動してるがやはり辛そうだ。俺は自分の分の水も彼女に渡すが俺
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