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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第113話 引き離されたイッセーと小猫!砂漠の大迷宮グルメピラミッド!!
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…アイツそんなことも出来るのかよ」
アザゼル先生は感心した様子でそう呟いた。
ゼブラ兄の反響マップはその気になれば週十q先にある物体の距離や大きさを正確に把握することが出来るんだ、当然地面の中や水の中も範囲内だ。
「ただ反響マップを恐ろしいほどの集中力が必要なんだ、使ってる最中はゼブラ兄はそれ以外の行動が出来なくなってしまう」
「だからゼブラさんは動かなかったのね」
「戦わないなんて珍しいとは思っていたけど戦いたくてもできなかったんだね」
俺の捕捉にリアスさんとイリナは納得した様子を見せる、戦いを俺達に任せた時にすごく驚いていたからな。
「ゼブラ兄、二人は見つかったか!?」
「騒ぐな……見つけたがかなり遠いな。音弾を飛ばしておいたからこっちが無事なのは分かっただろうがこのままだと俺のマップからも出ちまうぞ」
俺はゼブラ兄に声をかけるが彼は凄く小さな声でそう呟いた。
「ゼブラ兄……まさか能力をフルで使ってるのか?」
ゼブラ兄が声を小さくするのは決まって無理をしている場合だ、つまりゼブラ兄は全力でマップを広げてそれを維持しているという事だ。
あくまで憶測だがハニープリズンから黄泉への門までの間で音弾を飛ばしてきた距離を計算するとゼブラ兄は最長で約70qまで音を飛ばせるはずだ。
そのゼブラ兄が無理をしてるって事は二人は俺が予想してるよりも遠くに行ってしまったようだ、早すぎるぞ……!
「白音……アーシアちゃん……」
黒歌は悔しそうにそう呟いた。
本当なら黒歌は二人を助けに行きたいはずなんだ、小猫ちゃんはたった一人の妹だしアーシアも黒歌に懐いている、彼女からすれば可愛い妹分が増えたようなものだ。
だがここで黒歌が動けば俺達の成長の機会を奪う事になってしまう、だから彼女は動けないんだ。
黒歌の為にも何としても二人を助け出さないといけない、直ぐに行動しよう。
「ゼブラ兄、この砂漠の迷宮の地形は把握できたのか?」
「当然だ」
「なら直ぐに動こう。二人も覚悟してこの世界に来ているとはいえ俺の大切な恋人だ、絶対に助けたい!」
「……ふん、ならしっかりと見ておけ。お前の油断でこうなったんだからな」
「ぐっ……」
ゼブラ兄の指摘に俺は何も言い返せなかった、事実だからな……
「そんなザマであの小娘をこの先も守っていけるのか?お前がコンビじゃ小娘も実力を持てあましちまうかもな」
「ず、随分と言ってくれるな。そんなに他人に興味持つ人だったか、アンタ?」
「さあな」
やけに小猫ちゃんを気にするセリフを言うゼブラ兄に俺は首を傾げてしまう、飯を食べていた様子から小
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