タイムラグバトル
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ユウカさんたちもその人物に注目を寄せている。それに俺たちはこのバトルパートの戦い方も見ておきたいところがある。
「しかし全チームの条件を同じにするためとは言え、まさか事前に選手登録をしなければならないとはな」
「確かに。この変則バトルじゃ後半のチームの方が戦いやすいのは言うまでもないからね」
このタイムラグバトルに参加する選手はこれから始まる第一試合の前に登録を完了させている。組み合わせが事前に知らされているとはいえ、どんなバトルになるか予想もできない戦いを観察することもできないとなると、相当厳しいものになる。
「そのせいでまた様子見にしちまったしな」
「まだ初日だからね。慌てる必要はないよ」
俺たちは第二試合で剣咬の虎とのバトルになっているが、参加回数が限られている今回の大魔闘演武では下手な人選をすると追い付けなくなる可能性がある。そのため次のタッグバトルもリオンくんの提案によりユウカさんとトビーの二人に任せることになってしまった。
『それではこれより!!大魔闘演武一日目バトルパート第一試合!!妖精の尻尾vs狩猟豹の頭の試合を行います!!』
このアナウンスにより会場は熱気に包まれる。無理もない、この二人が共闘する姿なんて早々あるわけがないのだから。
『それでは第一試合!!スタートです!!』
その声により鳴り響く銅鑼の音。未知数の戦いとなる変則バトルをどのように使っていくのかを静かに見つめることにした俺たち。しかしこれから十数分後、俺たちは予想だにしなかった結末に驚かされることになることをこの時は知るよしもなかった。
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