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ドリトル先生と桜島
第六幕その四

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「先進国は皆パンだからパンを食べようとか言った先生もいたから」
「確か東大教授だよね」
「その先生って」
「東大教授がそう言ったらね」
「鵜呑みにする人多いよね」
「今もそうだし昔だとね」
 それならというのです。
「尚更だよね」
「昔はネットないしね」
「検証してそれを言う人少ないし」
「それじゃあね」
「総合雑誌で検証して言ってもね」
 例えそうしてもというのです。
「そうした雑誌よりも圧倒的に発行部数が多い週刊誌特に新聞でね」
「言うとね」
「もう効果絶大だよね」
「そうだね」
「うん、特にテレビで言うと」
 この媒体でというのです。
「凄いよ」
「その効果はね」
「かなりのものだね」
「それこそ」
「そうなるね」
「雑誌や新聞は文章を読んでね」
 そうしてというのです。
「そこから頭の中で想像して考えて理解するね」
「そうだよ」
「それが文章だよ」
「雑誌や新聞でもね」
「それに対してテレビはね」
 こちらはといいますと。
「映像と声でね」
「目と頭から直接入って」
「想像することなく頭に入って」
「それで理解するから」
「影響力は文章の比でないね」
「だからテレビで変なことを言うと」
 そうすればというのです。
「その悪影響たるやね」
「絶大だね」
「それで日本の知識人の人達はおかしな人が多過ぎて」
「農業でもそう言ってたから」
「テレビでもだね」
「それでだね」
「皆本当はどうか検証しないで」
 自分でというのです。
「それでね」
「そう思ってたんだね」
「日本の農業は駄目だって」
「食料自給率が低いから」
「それでだね」
「そうだったんだ、けれどその実は」
 先生は見事な薩摩芋畑を観つつ言いました。
「この通りだよ」
「見事な農作物が沢山あって」
「市場にも出回っていて」
「それでだね」
「凄く豊かなんだね」
「そうだよ、もう日本ではどの国より遥かにね」 
 それこそというのです。
「マスコミ特にテレビでの知識人の人達の言うことはね」
「信じたら駄目だね」
「間違っていることが多いから」
「それでだね」
「そうだよ、本当かどうかね」
 このことをというのです。
「自分で確かめないとね」
「そういうことだね」
「意図的に嘘吐く人いるしね」
「世の中にはね」
「残念なことに」
「そうしていこうね」
 是非にと言う先生でした、そしてです。
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