第六幕その一
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第六幕 芋畑
先生は皆と一緒に地質調査で鹿児島の各地を巡りつつ歴史や農業の勉強もしていきます。その中で、です。
鹿児島名物のピンク色のアイスクリームにソフトクリームそしてシロクマのティーセットを紅茶と共に楽しみますが。
一緒にいる皆はシロクマを見て言いました。
「何でその名前かね」
「不思議だったけれど」
「こうした理由だったんだ」
「盛り付けがシロクマさんのお顔だから」
「それでなんだ」
「そうだよ、だからね」
先生は笑顔でお話します。
「シロクマなんだよ」
「そうなんだね」
「かき氷が白くてね」
「そこをベースにシロクマさんのお顔を作るから」
「だからだね」
「その名前なんだよ」
シロクマになるというのです。
「面白いよね」
「本当にね」
「それで食べても美味しいしね」
「素敵だね」
「このセンスがいいよね」
ネーミングと盛り付けのデザインのそういったものがとです、先生はそのシロクマを食べながらお話しました。
「尚且つとても美味しいから」
「鹿児島の気候にも合ってるね」
「暖かいからね」
「それで尚更いいね」
「美味しく感じるよ」
「それにね」
皆はここで、でした。
ピンク色のアイスクリームとソフトクリームも見てです、それでまたお話しました。
「これもいいよね」
「ピンクのアイスとソフトも」
「こっちも美味しいよね」
「薩摩芋のね」
「薩摩芋自体が甘いからね」
先生はこちらのお話もしました。
「だからね」
「いいよね」
「甘くてね」
「素敵な味よ」
「とてもね」
「うん、しかも今日は暑い位だから」
それでというのです。
「尚更美味しいね」
「そうそう」
「そして紅茶も飲む」
「ミルクティーをね」
「アイスのそれを」
「これもいいよ、しかしこの気温は」
先生はまたそちらのお話をしました。
「神戸とは全く違うね」
「そうだね」
「神戸は夏涼しくて冬は寒い」
「そうした場所だからね」
「前は海ですぐ後ろは山で」
「いつも六甲おろしが吹くからね」
「だからね」
それでというのです。
「気温は低いけれど」
「しかも実感よりもね」
「六甲おろしのせいでね」
「尚更に」
「そうだけれど」
それがというのです。
「この鹿児島はね」
「あったかいね」
「今日は暑い位で」
「同じ日本とは思えない位よ」
「そこまでだよ」
「お陰でこうしたものが美味しいよ」
シロクマやアイスクリームそれにソフトクリームがというのです。
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