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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百六十七話 裏切りと脱走 その1
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疾走する。
倉都テツオは、宮沢タクヤの殺害を了承した。
久々の狩りの予感に、俺はBEI軍を襲撃した時に感じた高揚感に身を震わせる。
遠くから、銃声が聞こえてくる。
そして、その銃声にこたえるかのように、また銃声。
間違いない、この先で、ユイナと裏切り者達との銃撃戦が行われているのだ。
俺の予想通り、ユイナと二浦ルリコが、銃撃戦をしていた。
しかし、ユイナの背後を宮沢タクヤが襲う。
背後から宮沢タクヤに押し倒されるユイナ。
興奮した宮沢タクヤが、土の上で暴れるユイナに告げる。
「前からお前のことは狙ってたんだ?こっちは、テントの中でさんざん、お前にいじめられたからな?たっぷりお返ししてやるよ?」
BEI軍兵に集団暴行を受けた際の記憶がユイナの脳裏にフラッシュバックする。
トラウマの回帰に恐怖の声を上げるユイナ。
「いやああああああああああああああああああああああああああああああああッ?」
怯えるユイナの表情と声に、タクヤの興奮は極限まで高まる。
「た、たまねぇなァッ!その声?その表情?これだからゴーカンはやめられねぇんだァッ?たまってたぶん、全部、お前の中に吐き出してやるぜぇぇぇぇッ?」
「いやああああああああああああああああああああああああああああああああッ?」
ユイナの二度目の悲鳴。
もうためらいは、なかった。
俺は、銃口をユイナを襲う宮沢タクヤに向ける。
しかし、右奥から銃声。
銃撃を本能で回避した俺の視線の先には、俺に銃口を向ける二浦ルリコがいた。
俺はルリコに問う。
「宮沢タクヤは、革命活動に参加する以前からゴーカン殺人を繰り返すような男だぞ?そんな男と逃げたところで、お前もどうせ、ゴーカンされて殺されるだけだ?お前はそれでもいいのか?」
俺の問いにルリコが答える。
「し、知ってるわよ!そんなこと!でも、私はタクヤのことが好きになっちゃったのよ?そうなったら、もう、どうしようもないのよ?こんなことになるなら、アンタ達なんかと同盟なんか結ばなきゃよかった?私はただ、みんなと一緒にデモ活動できればそれでよかったのよ?爆弾でBEI軍兵を殺して、山奥で人目を気にしながら生活するなんて、もう嫌なのよ?」
ルリコの言葉が、思いのほか胸に突き刺さる。
しかし、武力によりBEI軍の支配から日本を解放し、無色主義によって浄化しなければ、この国の医療制度のせいで、手術を受けられずに死んでしまった、俺の愛する人と同じ悲劇がこれからも繰り返されるだろう。
本来、救える命をないがしろにする、いまの医療制度の改革のためには、無色主義による日本の浄化が必要不可欠だ。
俺はその夢の実現のためなら、どんな犠牲もいとわない。
俺はルリコに向かって銃撃を開始。
ルリコもそれに応えるように、銃弾を俺に向かって放つ。
しかし、ル
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