暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百六十話 山の生活 その1
[1/3]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
第三百六十話 山の生活 その1
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『カラーレス』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。
俺たちカラーレスは、日本各地に存在するBEI軍基地の一つを破壊することに成功した。しかし、その戦いで出撃した15人の襲撃組のうち、8人が死亡。
生き残った7人は、逃走組が用意したワゴンに乗車して、炎の海に包まれるBEI軍基地から撤退する。
都内のアジトをケーサツに制圧されてしまった俺たちは、帰る場所を失う。
俺たちカラーレスは、人目が少なく、クマなどの危険生物が生息している山林地帯・アズマ山に、新拠点を作ることになった。
BEI軍基地の破壊により、俺たちカラーレスと、同盟を結んでいるカミカゼのメンバーたちは、この世界に居場所を失ってしまった。
アズマ山への移住が、俺たちにとって、プラスになるのか、マイナスになるのか、それを知る者は、まだいない。
ワゴンを降りた俺たちは、山林地帯をひたすら歩き続ける。
アズマ山はクマが出没するの有名な山で、地元の人でもめったに近づかない、危険領域である。
しかし、現在、指名手配状態にある俺たちにとって、危険領域であるアズマ山は、身を隠すには一番ベストな場所だった。
現在、カラーレスのメンバーは襲撃組7人、逃走組2人である。
先日、組織に加入した新メンバーたちは、皆、待機組であったため、ケーサツに逮捕。
今は留置所に収監されているはずだ。
しかし、BEI軍基地襲撃作戦の日、人員不足を考慮して、襲撃組のメンバーたちは皆、自分が殺したBEI軍兵から、銃などの武器を奪っていた。
これにより、組織の人数は少なくとも、銃火器の数に関しては、十分な余裕があった。
そして、同盟軍であるカミカゼのメンバーたちは、普段、集団デモを中心に活動している組織である。
BEI軍基地襲撃作戦の日、カミカゼのメンバー、約20人から死傷者は出なかったものの、カミカゼのメンバーたちにとって、アズマ山への移住は予想外だったらしく、山林地帯を歩いている最中、愚痴をこぼす者も少なくなかった。
山林地帯を歩いている最中に、カミカゼのメンバーの一人が、突然、泣きながら自分の意見を皆に、訴える。
「お、俺はこんなことになるとは、思っていなかったんだ!俺はただ、みんなと一緒にデモ活動ができれば、それでよかったんだ?そ、それが、人殺しにされて、しかも指名手配までされて、家にも帰れず、こんな危ない山を登っている!お、俺はもう嫌だ!俺はこの山を下りる?」
あのBEI軍基地襲撃作戦で生き残っていた、姫先ユイナが、怒りの声を上げる。
「私は同盟軍カミカゼのメンバーの今の発言に対し
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ