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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十三話 スピリット・オブ・サイヤン
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ネ、ラディッツ、そしてカカロット。
.......。べ...リー?朧げにその名が浮かんできた。

オレが...俺が...
バーダックの周りに雷雲が立ち込み、雷を落とす。
地は震え、バーダックを中心に地響きを起こす。
バーダックの身体からはスパークが放たれ、髪を震わせる。
気はどんどんと上昇し、ついに重力を振り切り立ち上がった。

(なんて気だ...バーダックの戦闘力が馬鹿みたいに上がっていく...)

フリーザも流石に身の危険を感じたらしくバーダックに重力を集中させる。
だが、今のバーダックには全く効かず膝をつけることさえなかった。
「何だ?一体何が起きた?」
フリーザでさえも驚きの声を出した。
「ハァァァァァァ!!!!」
バーダックの髪は金色と黒に点滅し、金色のオーラをシュイン...シュイン...シュイン...シュイン...
と音を立てながら開放する。

「フリーザ...俺が...貴様を倒す!!!」
バーダックはフリーザを睨みつけ髪を金色に転倒させながら手に気を集中させる。

フリーザは目にバーダックの姿を焼き付けた。
その姿は、フリーザ一族に伝わる金色のサイヤ人の戦士。
髪が点滅こそしている不完全ではあるがそれはまさしく...
『超サイヤ人』としか考えられなかった。

「貴様...まさか...」
フリーザはこの男をつかんだままだと戦えないことを察し悟空を乱雑に投げ捨てた。
だがその行動が火に油を注ぐことになり、バーダックの怒りを強めた。

「この僕が...貴様らサイヤ人なんかに負けるかぁぁ?」
フリーザは高く飛び上がり指先に超高密度の巨大気弾。
【デスボール】を作った。
「この星ごと、貴様らをゴミにしてやる?」

フリーザの本気の一撃にバーダックは表情を変えず手に気を溜めた。

「死ねぃ!!」
フリーザからデスボールが放たれる。



――――――――死ぬのは、てめぇだ!!


バーダックの気弾、【スピリッツキャノン】は巨大なエネルギー弾となりデスボールを押し返す。

「すげぇ...バーダックの奴、フリーザの気弾を押し返している...」

「グアァァァァァァ?」
フリーザは気を上げて押し返そうとするが、不完全ながらにも超化したバーダックに手も足も出ず、目の前にまでデスボールは押し返され、そのまま気が飲み込まれデスボールは消滅した。だがフリーザは諦めなかった、それは宇宙の帝王の誇りだったのか、それは定かではないが両手でスピリッツキャノンを押し返そうとする。

「こんなもの...こんなもの...!!」
だがしかしバーダックはずっと気を送りフリーザの気も減っていった。
ついにフリーザには押し返す気力もなくなり、フリーザはさらに空中へと押し上げられ...
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