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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十三話 スピリット・オブ・サイヤン
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くする。
悟空は苦しみから声を出すがその声もだんだんと弱く...聞こえなくなっていく。
俺たちは真に絶望し、目から光すら消えた。
――――――情けねぇ...
そんな声が微かに聞こえた。
その声の方向を見るとバーダックが怒りの表情で地を握りしめていた。
-バーダックside-
俺は...またしても何もできないまま失うんか...あいつ等の仇すら打てねぇのか...
フリーザという敵はオレが思っていたよりも強大なものだった...
本当に目の前、わずか1mの距離にいるオレのガキでさえ...守れねぇのか...
情けねぇ...俺は悔しさから地面を握りしめていた。握る力が強すぎたせいか、手からは血が垂れていた。
そもそもなぜ何故オレはフリーザをカカロットに任せようとしていた。
何のためにオレは生き返ったんだ。何故オレはアイツに再び蘇らせられた。
アイツは...何故オレのことを知っていた?
謎が頭の中を埋め尽くし暴れる。
記憶と記憶が激しく混ざり合ううちに一つの記憶が浮かび上がってきた。
「またか...」なぜ今になって未来が見えてくるのかわからないが、オレはその幻覚に身をゆだねた。だがそれは今までのような未来視ではなく、逆に過去の記憶であった。初めはあの星での惨状だった。セリパ、パンプーキン、トテッポ、そしてオレがついたときにはかすかに意識があったトーマ。今巻いてるバンダナも元はアイツのスカーフだった...あいつ等がフリーザの手下に殺され、全員が血を出して殺されていた。次はあのフリーザとの闘いだった。オレがあの野郎の超巨大気弾によって惑星ベジータとともに破壊されていた。まさか二度も見るとは思っていなかったからかいつの間にか歯を強く噛み締めていた。
その次...は俺も初めて見たものだった。いや、俺はここに来たことがあるのかもしれない。見覚えがあるのかないのか、はっきりはわからなかった。その記憶では紫色のカエルのような生命体に傷を治してもらったり共に飯を食っているサイヤ人のような奴がいた。飯を食いながら嬉しそうに「 さん?」「 さん?」と何やら名前を呼んでいたがその名前は聞こえなかった。
訳が分からない。なぜ今になって過去を見せ始めたのか、最後の記憶は何だったのか、だが俺の頭の中はかえってすっきりしていた。
オレに...あの時力があれば...あの時も...あの時も...
悔しさと怒りからバーダックは力いっぱい地を殴り続けた。
自らへの怒りは知らない間に声に出ていたようだ。
オレは...また守れねぇのか...
トーマ、セリパ、パンプーキン、トテッポ...そしてサイヤ人の癖に優しい女...王子とつるんでるビビりなクソガキ...戦闘力たったの2だった飛ばし子のクソガキ...
ギ
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