暁 〜小説投稿サイト〜
転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十三話 スピリット・オブ・サイヤン
[7/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
足掻こうとするな?」
フリーザは悟空の体中を殴り痣を何か所もつけていく。
助けようにも俺らはフリーザの超能力による重力で押さえつけられ動くことはできない。

悟空の気はどんどん小さくなっていくが誰もがフリーザの恐ろしさに戦慄し、まともに動くことすらもできない。

俺は地を握りしめた。簡単に捉えすぎていたのだ。悟空が勝つ。俺らが勝つ。それはただの願望であった。子供の頃からそうだと信じていた。俺たちが負けるなんて
、殺されるなんて考えてもいなかった。あの世界は...偶然を掴み取り、死闘の末に掴み取った未来だったことに。だけど...だからこそ再び立ち上がろうとする。
界王拳。もはや今回何度使ったかなど忘れた。あの時修行していなかったらここまで来れていなかった。徐々に倍率を上げていく。2倍...3倍...5倍...10倍。

俺は気づいたら立ち上がれていた。
12倍...15倍...そして20倍。

「貴様...どこにそんな力を...」

「知らねぇな。だが..ただ一つ言えることはある。」
フリーザは俺の顔を睨んできた。もしくは呆れていたのかもしれない。あの帝王に今の俺がどのように見えたのか、無駄に粘り強い下等なサイヤ人か、はたまたサイヤ人にしてはよくやる方だと思ったのか、考える必要はない。

「フン、この程度が俺の本気だと思ったのか?」
重力はさらに重くのしかかってくる。重さに膝をついた。
だけどもまだくたばるわけにはいかない。
21倍...22倍...体中がボロを出しこれ以上は限界だと訴える。
しかしそれを無視してより倍率を上げようとする。
だが、そんな俺に一つの声が聞こえてきた。

「やめろ!ワサビ?悟飯たちはもう限界だ!」
その声の主はバーダックだった。
直ぐに悟飯たちのいるところを振り向くと、重力に耐え切れず骨が軋み悶えているクリリンと悟飯の姿があった。ピッコロも今は何ともないが重傷を負った彼はこれ以上やると直ぐに重力で亡くなってしまうだろう。

俺は力が抜けたようにその場にバダン?と倒れこんだ。

「すみません...ワサビさん...僕が不甲斐ないばっかりに...」
悟飯が謝ってきた。
「気にするな。周りが見えていなかった俺も悪い。すまなかった。」
俺も二人に謝る。

「バカめ...仲間を守るために僕を殺すのを諦めたか、つくづく甘い奴らだ。まあ...今のお前でこのフリーザ様を殺せるとは思えんがな。」
フリーザは俺をあざ笑うように煽った。

確かにそうだ。俺には目的のために仲間を殺す冷酷さを持っていない。ましてや俺の憧れた戦士たちだ。間接的だったとしても殺せるわけがない。

「僕の気も済んだし、そろそろ殺すことにしたよ。まずは君からね。」
フリーザは悟空の首を絞める力をより強
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ