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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十三話 スピリット・オブ・サイヤン
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う、悟空はヤムチャの操気弾のように気を操ってフリーザの後ろから当てたというわけだ。戦いのさなかでこういった戦法をとれるのは悟空らしい戦い方じゃな」

「今の悟空ならフリーザを倒せちまうんじゃないのか?」

「それは難しいだろう...」
「確かに今のままでは難しいかもしれないけど界王拳を使ったらどうだ?今の悟空なら10倍ぐらいは使えるんじゃないか?」
「...その悟空が使っているのが10倍界王拳なんだ...」
全員の表情が歪んだ。今の悟空では通常状態でも修業した俺たちが束になったとて勝てないだろう。それが10倍になっているのにフリーザにはほとんど効いておらずなんなら両手を使わない状態でも押されている。
「だからフリーザには手を出すなといったんじゃ...」
界王が小さく呟いた。

______________________________________

(ハァ...ハァ...界王拳を10倍にしても全くダメージが入らねぇ...こうなったら粉砕覚悟で界王拳を一気に20倍まで引き上げてケリつけるしかねぇな...)

悟空は気を溜める。肉が軋み筋肉を無理やり膨張させる。
「界王拳...20倍だ?」
悟空はフリーザに向かって武空術で近づき思いっきり蹴り飛ばす。
「ぬぉぉぉ?」
今までより遥かに痛いダメージにフリーザは顔を歪ませる。
「か...め...は...め...」
紅のオーラを発し手に青白き高密度の気を溜める。
フリーザの息の根を止めるにはこれしかないと悟空の十八番をフリーザにぶつけようとする。気は限界まで溜まり発射準備は整った。
「波ぁぁぁぁ??」
惑星一つを覆えるほどの気がフリーザを襲う。
全力のかめはめ波をフリーザは声を出し片手でエネルギーを受け止めようとする。
「はぁ...はぁ...」
なんとフリーザは20倍界王拳かめはめ波を体制を崩した状態から片手で受け止めた。

「フリーザの野郎...本当に半分の力しか使っていなかったのか...」

「サ...サイヤ人め...」
「今のは...痛かった...」
フリーザの声が暫しの静寂を破壊する。
「痛かったぞーーーーー!!!!」

フリーザは悟空に近寄り反動で抵抗もできない悟空を一方的に痛めつける。
蹴り飛ばし、殴り、乱打、頭突き、そして地へと投げ飛ばす。
その全ての行動が殺意にまみれ悟空を確実に殺そうとする。

悟空はそんな攻撃を浴びせられながらも血を吐きよろよろと立ち上がる。

「さっきの勢いはどうしたんだ?とうとうパワーを使い切ったのか?」

悟空は絶望的な状況ながらもフリーザを睨むその目の光は失われてはいなかった。

そして最後の希望だと決心をし、両手を上に掲げた。

「なんだ?降参とでも言いたいのか?」


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