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機動戦士ガンダムSEED DESTINY the oath
戦火の兆し act2
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の時前方から巨大なグレーの戦艦が見えてきた。
「ミネルバ...」
あちらもこちらを捕捉したのだろう。帰還を意味する信号弾が打ち上げられた。
「やれやれ、全くとんだ初出撃だったな」
ゼラはそう呟き、インパルスに連れられてミネルバへと戻っていった。
ミネルバへ着艦後、ゼラはMSが格納されているハンガーに居た。まだコンディションレッドが解除されてない事から、ミネルバは戦闘を継続しているのだろう。万が一のためハンガーに待機していた方がいいと思い、整備班達の邪魔にならないよう端で待機していた。
退屈しのぎに整備の様子を眺めていると、ルナマリアがこちらへやってきた。
「あら?こんなところでサボりかしら?」
「違う。コンディションレッドがまだ解除されていないからな、いつでも出撃できるように待機しているだけだ」
「...本音は?」
「独断専行して敵を追撃し、挙句の果てにパワーダウンしちまったからな...ブリッジに行ったところであのババアからの説教フルコースだろうよ」
「はぁ、それでここでサボってるわけね」
ジト目でこっちを見てくるルナマリアに居たたまれなくなる。そういえばシンの姿が先ほどから見当たらない、アイツも別のところでサボりだろうか?
「そういやシンは?」
「シンなら1人でどっか行っちゃったわよ。よっぽどあの3機を取り逃がしたのが悔しかったのか、もうずっとピリピリしちゃって...」
「あー、そりゃしばらくそっとしといた方が良いやつだな」
アカデミーの頃からだが、シンは自己嫌悪に陥るとなかなか面倒なことになる為そっとしといた方が良いというのがゼラ達同期メンバーの見解だ。まぁ例外としてルナマリアならば宥めたりできるかもしれないが...
ルナマリアとそんな雑談をしていると、突如として大きな揺れが船を襲った。
「きゃあぁぁぁ!!」
吹っ飛びそうになるルナマリアを支えつつ、ゼラ自身も近くの手すりに捕まり吹っ飛ばされないようにする。
まるで戦艦の主砲が直撃したかのような衝撃だった。ハンガー内のあらゆる機材が宙を舞っており、まるでミキサーにかけられたかの様だった。
「くっそぉぉぉ!!」
混乱の最中、そんな怒鳴り声が聞こえてきた。見るとシンはインパルスのコックピット内に乗り込んでいた。
確かにこの状況ではいつスクランブルがかかるか分からない。
「ルナマリア!大丈夫か?」
「えぇ、ありがとう...さっきの声シンよね?」
「アイツならインパルスのコックピットだ。俺たちも行くぞ」
「えぇ!そうね」
ルナマリアも気合いを入れ直したのだろう。その顔には先程のおちゃらけた雰囲気は無かった。
ゼラも何事もな
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