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機動戦士ガンダムSEED DESTINY the oath
戦火の兆し act2
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すぐさまビームライフルで撃ち落とそうと狙いを定めるが、別方向からビームの雨が襲ってきた。
『どこから!?』
「落ち着け!こいつはドラグーンだ!止まってたら蜂の巣にされるぞ!数は3...いや4機ある!」
そう言いながらゼラは背後にあったガンバレルをビームライフルで撃ち抜いた。何故だか分からないが何処にガンバレルが居て、何処に動くのか。感覚的にゼラは把握していた。
「2人は回避と防御に専念しろ!俺が全部堕としてやる!」
2人からの返事はないが、防御と回避で精一杯なのだろう。ゼラは2機目のガンバレルをビームライフルで破壊しつつ、敵本体のMAへ向けファイアビーからミサイルを発射する。それらは全て回避されるが想定内だった。
回避した先にビームライフルの照準を合わせ。敵機をロックオンすると同時にトリガーを押した。
「これで終わりだぁ!」
しかしビームライフルからは何も発射されなかった。次第にリバティの機体もグレーから鉄色へと変わっていく。パワー切れだった。
「クソッ!」
通信器からシンとルナマリアの心配する声が聞こえてくる。既に敵から放たれたビームがこちらに迫ってきているが、パワー切れのリバティではどうすることも出来ない。
「(っち!気付くのがあと0.1秒でも早ければな...終わる時はこんなにあっさりかよ...)」
ゼラは覚悟を決め、目を瞑る。
「(せめて最後にアイツに会いたかったな...あぁ、ラウ今そっちに...)」
覚悟を決めたゼラだったが、自身を貫くはずの光はいつまでたっても来なかった。
『何諦めてんのよぉー!!』
目を開けると、ルナマリアの搭乗するザクがリバティの前に飛び込んできてシールドでビームを防いでいた、そしてそのままビームトマホークを構え敵本体のMAへ向けフルスロットルで突っ込んでいく。
『シン!ゼラのカバーよろしく!』
『わ、わかった!』
ルナマリアはMAと2機のガンバレルから放たれるビームの雨を全て回避し、すれ違いざまにガンバレルをビームトマホークで叩き切り、さらにその勢いのままビームトマホークを投擲して残る1機のガンバレルをも破壊した。
その光景を見ていたゼラは生きている事に安堵しつつ、あまりの理不尽さに顔を引きつらせた。
「おいおい、ルナマリアって本当に人間かよ?」
『本当に、ザクであんな機動どうやってるんだろーな?』
シンも同じ意見だったのだろう。いや、こんなの見せられたら誰しもそう思うだろう。
『あんた達!後で覚えてなさいよ?』
モニターには恐ろしい笑顔を浮かべたルナマリアが映っていた。どうやら敵は撤退していったらしい。そりゃああんな鬼神のごとき動きを見せられたら敵も尻尾を巻いて逃げるだろう。
そ
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