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イベリス
第百四話 八月の終わりその十三
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とだ、母は咲に話した。
「少なくとも何も努力しないよりはね」
「いいわね」
「そう、だから咲はお勉強でも何でもね」
「努力していくことね」
「いい人生を歩む為にも」
 今話している様な空虚で無意味なそれを送らない為にもというのだ。
「いいわね」
「真面目にね」
「努力していってね」
「そうするわ、そんな人にはなりたくないから」
 咲は心から思って言った、そしてこの日もしっかりと予習復習をした。咲は少なくとも努力は続けていた。


第百四話   完


                  2023・3・23
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