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第二十三話 剣生その八

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「力で以てです」
「それで、ですね」
「夢の中に収めて」
「預かってくれるか」
「それは出来ますので」
 だからだというのだ。
「是非です」
「それではか」
「預からせて頂きます」
「宜しく頼む」
「それでは」
 神威に応えてだった。
 二人の間に浮かんでいた剣は床の中に静かに沈んでいった、そしてそれが完全に消え去った時にだった。丁はあらためて言った。
「それでは」
「後はだな」
「クランプ学園に入られるのですね」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「暫くそこにいることになりそうだ」
「わかりました、それでは」
 丁は神威の言葉を受けてまた言った。
「クランプ学園の方にです」
「連絡してくれるか」
「そうさせて頂きます」
 丁が言うと緋炎と蒼氷が言ってきた。
「私達がさせて頂きますので」
「ご安心下さい」
「あの学園にも縁がありますので」
「そちらは大丈夫です」
「そういえばわい等全員関係者やな」
 空汰はこのことに気付いて言った。
「クランプ学園の」
「そうですね、言われてみれば」
 護刃も言った。
「多分神威さん達以外は」
「そやな」
「それはやっぱり」
「おひいさんとクランプ学園の理事長さん達はか」
「関係があるんですね」
「はい、あの学園の経営者の方々も世界と深く関わっています」
 丁がまた言った。
「世界規模の企業グループを経営していて」
「それで、でっか」
「この戦いには直接関わっていませんが」
 それでもというのだ。
「深い縁がです」
「あるんですね」
「左様です」
 こう空汰に答えた。
「実は」
「そういうことでっか」
「そしてです」
 丁はさらに話した。
「皆さんをクランプ学園に集めてもらったのです」
「わい等を」
「戦いの間は」
「そやったんですね」
「それでは」
「今からですね」
「神威そしてお二人にはそちらに行ってもらいます」
 今度は神威達に告げた。
「クランプ学園の中の」
「そちらのですか」
「天の龍が集っている洋館に」 
 そこにとだ、征一狼に話した。
「入ってもらい妹さんにもです」
「手当てをですね」
「受けてもらいます、ただお二人は」
「はい、先にです」
 征一狼は手振りを軽く交えて答えた。
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