師弟と父子
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「それにしても悟林ちゃんとベジータの仲が良くて良かったわねトランクス。嫁舅問題が起きなくて?はあ、私も早く孫の顔が見たいわ〜。出来れば初孫は女の子が良いわね〜?」
「むぐっ!?」
ブルマの言葉にトランクスはケーキを喉に詰まらせた。
「止めろ馬鹿者」
ブルマのからかいに溜め息を吐くベジータ。
トランクスはまだ学生だ。
結婚はせめてトランクスが卒業してからだ。
「初孫…子供か…そうだ。もし子供が出来たらベジータさんが名前付けてくれる?」
初孫と聞いて、何時かは自分も母やブルマ、ビーデルのようになると思うと不思議な気分になった悟林は何となくだが、ベジータに頼んでみた。
「何?」
「たまにはサイヤ人の名前の子供でも良いんじゃない?…正直ブルマさんに頼むの怖いし」
ブラの時も結構考えていたようだし、グレートサイヤマンのデザインをしたブルマのセンスは少し怖いのでベジータを頼ることにした。
「どういう意味よ!?」
「…ふん、良いだろう。サイヤ人王族の血を引くんだ。それに相応しい名前を考えておいてやる。楽しみにしていろ」
ブラの時はブルマが既に決めていたようなので無駄になってしまったが、近い未来にリベンジも兼ねて備えさせてもらうことにしたベジータであった。
何だかんだベジータも初孫は楽しみなのだろう。
「えー!?私に名前付けさせてよーっ!!」
「「駄目(だ)」」
「何でよケチーーーッ!!」
ブラの時は良かったが、ブルマのセンスを疑っている2人は変な名前を付けられては困るので即座に却下した。
ベジータと悟林に却下されたことで両手足をバタつかせるブルマの叫び声がカプセルコーポレーションに響き渡った。
一方で悟飯はパンと共にピッコロとの修行を終えて帰路に就いていた。
「………」
「そんなに気功波が使いたいかい?」
「うん…」
「うーん、姉さんも心配性だからなぁ…でも、今のパンくらいの頃には姉さんも使ってたし…大丈夫かな…?よし!パン!昔パパと伯母さんがピッコロさんに教えてもらった最初の気功波を教えてあげるよ」
「本当!?」
「勿論さ!寧ろ姉さんが気にしすぎなくらいだよ!大丈夫!!まずは形から…両手を額の前で重ねて…全身の気を額を通して手に集めて、その集めた気を両手を前に突き出す際に放出する…それが魔閃光だよ。舞空術が使えるなら気功波はすぐに撃てるさ。気の練り方も覚えないとね」
悟林とピッコロからも駄目出しをされているのに娘可愛さで教えてしまった悟飯。
魔閃光を覚えてしまったと言うことは当然気弾も使えるようになってしまったと言うことで、パンが感情のままに気弾を撃ってしまったことでバレてしまい、悟飯は悟林と
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