師弟と父子
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「ピッコロさん、少し注意力が散漫してない?」
「何!?なっ!?」
周囲を見渡すとピッコロと悟飯の逃げ場を塞ぐように気弾が残留している。
「それ」
片腕を動かすと気弾が動いて2人に炸裂する。
「ん?」
爆煙が晴れると悟飯がバリヤーを張って攻撃を防いでいた。
「すまん、助かったぞ悟飯」
「ええ、やっぱり姉さんは強い…」
悟飯は改めて姉の強さを再確認した。
「ふうん、中々やるじゃない。じゃあこれはどうかな?魔貫光殺砲っ!!」
「ぐうっ!!」
貫通力に特化した気功波がバリヤーに直撃し、罅を入れていく。
「悟飯!少し保たせろ!!」
ピッコロも負けじと魔貫光殺砲の準備に入り、気を溜め終わると指先を向けた…直後にピッコロの目が驚愕で見開かれた。
魔貫光殺砲を撃ちながらもう片方の手から気功波を放った。
「魔閃光殺砲っ!!」
魔貫光殺砲に魔閃光を合体させた気功波がバリヤーに直撃し、あっさりと悟飯の全力のバリヤーが壊され、2人が慌てて避けたところで悟林は即座にピッコロの背後に回って回し蹴りを喰らわせると岩に何度も激突し、バウンドする。
ピッコロを追いかけてそのまま容赦のないラッシュを叩き込み、最後は組んだ拳を叩き付けて地面に埋めて特大の気弾をお見舞いする。
「ぐおおおおっ!?」
大爆発に巻き込まれたピッコロはあまりのダメージに動けなくなる。
「どう?これが怠けてる奴の攻撃?」
「ぐっ…少しは手加減しやがれ…」
相変わらず容赦のない攻撃にピッコロは呻く。
「手加減したら駄目でしょうが…さあて、悟飯ちゃん。どこまでマシになったか見てあげる」
「ま、待って下さい!せ、せめてあの姿に…」
「変身にムラがあるような変身を実戦で待つ奴がどこにいるの!お前に合わせてやってるんだからそのままで闘え!!」
悟林の拳が悟飯に迫り、何とかそれを受け止める悟飯。
「最近目を離してたから弱くなったかなと思ってたけど…うん少しはマシかな」
「…またサボってると思われてたんですか僕…」
「10年以上も修行サボってたんだからそう思われて仕方ないよね?」
「うぐ…っ!」
「気を抜くんじゃないよ」
拳に纏わせていた気を解放して悟飯を吹き飛ばすと追撃を仕掛け、腹に拳を叩き込み、蹲る悟飯の脳天に肘打ちを入れて地面に叩き落とす。
「とどめだ!!究極界王拳!!」
界王拳のオーラを纏いながら指先を額に当てて気を溜めていき、指先に凝縮すると凄まじい紫電が迸る。
「っ!!」
あまりの威圧感に顔を強張らせる悟飯。
「魔貫光殺砲ーーーっ!!」
全力の魔貫光殺砲を躊躇することなく放った。
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