師弟と父子
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当たりにしているため、教えることには慎重になっている。
幼少期の悟飯と違ってパンは活発で勝ち気な子供だから尚更だ。
悟林だけでなくピッコロからも駄目出しを喰らったパンは渋々頷いた。
「悟林、最近のお前はベジータの技を使うようになったが俺の技を忘れてはいないだろうな?」
「私が修行をサボると思ってんのかなピッコロさん?私を馬鹿にする気?」
「ね、念のためだ…」
修行をサボっていると思われた悟林はピッコロを鋭く睨む。
愛弟子の1人にして地球最強の女戦士の鋭い眼光をまともに喰らったピッコロは少したじろいだ。
「まあ、悟飯ちゃんがあれだから心配するのも分かるけどね…何ならピッコロさん、自分の目で確認してみる?」
構える悟林に対してピッコロも無言で構える。
「悟飯、お前もピッコロさんに加勢しなさい。圧倒的な力で2人まとめてぶっ潰してやる」
「チッ、舐めやがって…」
「今の僕とピッコロさんを同時に相手する気なんですか姉さん?」
「頭に来たなら、私を倒してみなよ。出来ればの話だけどね」
潜在能力を解放した悟林は神の気を纏わずに今のピッコロと悟飯と同じ条件で闘うようだ。
「悟飯、行くぞ。少々生意気になりすぎた弟子に灸を据えてやる!!」
「はい!姉さん、前の僕だと思っていたら痛い目に遭いますよ…ぐはっ!!」
「隙ありっ!!」
気を抜いていた悟飯に先制攻撃の鉄拳を顔面に叩き込んで岩に叩き付ける。
「悟飯!?ぬおっ!?」
「そおれっ!!」
岩に叩き付けられた悟飯に気を取られたピッコロは頭を鷲掴みにされ、地面に叩き付けられながら引き摺られ、悟飯がめり込んでいる岩に放り投げ、叩き付けたことで2つ目のクレーターが岩に出来上がる。
「かめはめ波ーーーっ!!!」
追撃の気功波が岩にめり込んでいる2人に迫り、何とか岩から飛び出したが、放ったかめはめ波は恐ろしい破壊力で岩だけでなくそのまま周囲の全てを吹っ飛ばしていった。
「な、何て破壊力だ…流石姉さんだ…」
「私はね、小さい頃から少しの気のコントロールのミスさえ許されない界王拳を修行に取り入れてきたんだよ?どうすれば効率よく気を溜めて威力を上げられるのか良く分かるんだよ。気の溜め方の速度と密度に関してはお父さん達より上だって自信があるんだよ。さて、こいつを避けられるかな!?」
悟飯とピッコロに向かって片手で気弾を連射し、悟飯とピッコロの動きを制限しながら額に指先を当てながら気を溜める。
「他の攻撃をしながら気を溜めてやがる…!相変わらず器用な奴だぜ…!」
元々気功波の合体技を思い付いて使えるような才能があったのだ。
成長してからの悟林の気の扱いに関しては怪物と言って良い。
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