師弟と父子
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かつて、サイヤ人を迎え撃つために修行していた荒野で潜在能力を解放したピッコロと同じく潜在能力を解放した悟飯が組手を行っており、悟飯の激しい猛攻に対してピッコロは大魔王と神、そして自身が積み上げてきた経験とセンスで受け流し、悟飯の顔面に鉄拳を叩き込もうとする。
悟飯は咄嗟に後退するが、ピッコロの腕が伸びてそのまま悟飯の顔面に炸裂するが、何とか耐え抜いて回し蹴りでピッコロの腕を切断する。
即座にピッコロは腕を再生し、無数の気弾を放つ。
悟飯はそれらをかわしながら接近しようとするがあまりの弾幕に動きを止められる。
気弾の連射が止まるのと同時に仕掛けようとするが、悟飯の周囲に無数の気弾が残留していることに気付くが既に遅い。
ピッコロは容赦なく気弾を操作して悟飯に叩き込み、最後に渾身のフルパワー気弾を放つ。
何とか悟飯も咄嗟に気のバリヤーを展開して攻撃を防いだ。
「よし、今日はこれまでだ」
ピッコロの最高クラスの2つの技を耐えたのだから上出来だろう。
「あ、ありがとうございます…」
「凄ーいっ!!」
悟飯とピッコロの組手を見ていたパンが興奮しながら拍手をする。
「はは、どうだいパン?パパは強いだろ?」
「うん!パパって何時も伯母ちゃんに負けてばかりだから弱いんだって思ってた!!ピッコロさんが言っても全然信じられなかったけど本当だったんだ!!」
幼さ故の残酷な言葉に悟飯の表情が引き攣る。
「ふん、しっかりと修行しないから娘にまで情けない奴扱いされるんだ。普段から修行していればお前は悟林にも負けんと言うのにな」
ピッコロはニヤリと笑いながら言うが、悟飯には良い薬だと思っていたのでフォローは一切しない。
実際にこれは嘘ではなく、たまに顔見せに来る未来悟飯がしっかりと修行を継続しており、悟飯の変身にムラがある獣化をしっかりと物にしている。
あのセルマックスを遥かに凌駕し、進化を続けたブルーセル2を圧倒したレベルの力を使えるのだから当然悟林は未来悟飯と本気の手合わせをし、一時は次元がおかしくなってしまうと言うトラブルはあったが、別次元とは言え愛弟子の成長は嬉しかったピッコロであった。
「うう…でも僕も仕事が…」
言い訳しようとする悟飯だがピッコロは冷たい目で悟飯を見つめる。
「お前は極端すぎるんだ。体を動かす暇が微塵もないとは言わせんぞ。この馬鹿弟子が」
「うぐ…」
悟飯の言い訳を一刀両断するピッコロ。
実際に悟飯も体を動かす時間がないわけではないのでピッコロの鋭い言葉に呻いてしまう。
「やれやれ…悟林は初めて会った時から頼もしかったが…お前は何時になれば一人前になれるのだろうな…もし出来るなら4歳の頃の悟林や未来の悟飯の爪の垢を
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