天馬の漢気
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た表情をしていた。
第三者side
初戦から慌ただしい展開へとなっている大魔闘演武。その様子を無表情で見ていた黒髪の女性に対し、彼女の後ろから現れた水色の髪の青年は不思議なものを見る目で問いかけた。
「これは何がしたいの?お前は」
指をさしながら問いかける青年。それに対し女性は目を細めながら答える。
「あなたも以前やったでしょ?それと同じことよ」
「だったらこんな大会やるんじゃねぇよ」
「ダメよ。これがなきゃ、最後のピースが埋まらない」
「最後のピース?」
静かに頷く女性だったが、青年は何のことを言っているのかわからず首をかしげる。そんな彼の姿を見ても彼女の表情は変わることはなかった。
「人間の修復機能は素晴らしいのよ、それを私は信じてる」
いまだに何のことを言っているのかわからなかった青年だが、相手は答えてくれそうもないので諦めてその場から姿を消してしまう。残された女性はその場から動くことなく、魔法の世界の住民たちの祭りを眺めていた。
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