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八条学園騒動記
第七百四話 休まず動く国その十一

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「余裕はな」
「働き学びつつもですね」
「余裕を忘れずにな」
 そうしてというのだ。
「いるとそこから礼節やユーモアもな」
「生まれますね」
「そうなるのだからな」
「あるべきですね」
「人生においてはな」
 まさにというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「常に思う」 
 連合にいるならというのだ。
「余裕がだ」
「どれだけ必要か」
「思ってな」
 そしてというのだ。
「確信する」
「大事いえ」
「必要だとな」
「左様ですね」
「全く、休まない社会なぞだ」
「つまらないですね」
「蟻や蜂は確かに働くが」
 それでもというのだ。
「ただだ」
「それだけですね」
「発展して文化を持ってもな」
「つまらないものであり」
「観るものはな」
 それはというと。
「まさにだ」
「何もない」
「そうしたものでしかない」
「そうですね、ではその連合をですね」
「これからもな」
「見ていきますね」
「心から軽蔑しつつな」
 そうしながらというのだ。
「していこう」
「そうですね、では」
「今度は高等部に行くが」
「変わらずですね」
「見ていこう」
「わかりました」
 上等兵も頷いてだった。
 そのまま高等部に赴いた、二人は薩摩星系の方言をそのままにしてそのうえでそちらも見学するのだった。


休まず動く国   完


                       2023・2・16
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