第百四話 八月の終わりその四
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「こっちじゃその食べ方が定着してたから」
「成程ね」
「今は地方からの人も多いし」
その為にというのだ。
「ざるそばも噛む人いるわよ」
「そうなったのね」
「そもそも消化考えたら」
「噛む方がいいしね」
「結構江戸っ子の生活習慣って健康にはね」
「よくないことあるのね」
「お蕎麦も食べ方も出し」
噛まないそれもというのだ。
「お風呂だってね」
「熱いお湯に短く入るのよね」
「あれもね」
「心臓に悪いのよね」
「あと実は垢もね」
これもというのだ。
「長く浸かってこそよ」
「お肌から出るのよね」
「それであったまるし」
身体もというのだ。
「体臭もね」
「お湯に滲み出てね」
「取れるからね」
「いいのよ」
「そうなのよね」
咲もそれはと頷いた。
「これが」
「けれど熱いお湯にさっとだと」
「そうしたこともないから」
だからだというのだ。
「あまりね」
「よくないのね」
「そうよ」
実際にというのだ。
「だからどうかという習慣はね」
「しないことね」
「そうよ」
実際にというのだ。
「そこはわかってね」
「それじゃあね」
咲も頷いた。
「噛んでね、お風呂もね」
「長く入ってあったまってね、あんた冷え性だしね」
「それね」
「特に冬はね」
「あったまらないとね」
「そうよ、だからそうしなさいね」
「わかったわ」
母の言葉に頷きながらだった。
咲はサラダ素麺を食べた、その後で牛乳を飲んで蛋白質それにカルシウムも摂ってそうしてであった。
自室に戻ってまたゲームをして漫画やライトノベルも読んでだった。
モコの散歩に出た、そこから帰るとだった。
予習復習に入って七時に母に呼ばれて夕食を食べるとそこでまた言われた。
「お勉強してるのね」
「今はね」
母にあっさりとした口調で答えた。
「そうしてるわ」
「本当にあんたそれは忘れないわね」
「ええ、もう日課にね」
予習復習はというのだ。
「なってるわ」
「そうよね、いいことよ」
「やっぱりお勉強はしないとね」
「学生さんならね」
それならとだ、母は咲に話した。
「やっぱりね」
「お勉強はしないとね」
「部活もアルバイトもいいけれど」
「お勉強は本分だし」
「やっていくとね」
それならというのだ。
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