暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
狩猟豹の頭
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。トビーさんなんかこのままいけば最下位になりかねないほどの差を付けられていた。

音楽魔法(ミュージックマジック)・・・運命!!」
「ぐおっ!!」

そしてこちらも流れを掴んだものがいた。力の源である酒瓶を手元から落としているバッカスさんはそれが気になっているのか、動きにいつものキレがない。それを生かしてタクトさんが次々に攻撃を仕掛け、彼のタイマーとの差を付けていた。

「現時点での一位はナツとソフィア。時点にミラか」
「ミラさん!!頑張って!!」
「ソフィアを倒してください!!」

ナツさんは力業で、ソフィアは自慢の柔軟性でいまだにタイムロスがない。ミラさんもほとんどロスはないけど、ソフィアに一太刀を入れるのは相性的に難しいか?

「このまま俺の勝ちだな!!」
「そいつはどうかな」
「!!」

このままナツさんとソフィアが逃げ切るかと思われたその時、突然嵐のような突風が巻き起こった。

「「どわああああああ!!」」
「「「うわああああああ!!」」」
「「きゃああああああ!!」」

離れたところにいる俺たちにも襲いかかるほどの風。それを放った黒いローブに身を包んだ仮面の男は、壁に叩きつけられているナツさんを見据えている。

「この程度か、ハエめ」
「てめぇ・・・」

ここまで順調にカウントを減らしていたナツさんだったがここに来てそれが止まる。しかしすぐさま立ち上がった彼は、その攻撃を放った人物へと視線を向けていた。

「あの人・・・」
「ん?どうしたの?ウェンディ」
「ううん。何でもない」

ナツさんが対峙している人を見て何かを感じた様子のウェンディ。ただ、それを話してはくれなかったため何なのかはわからなかったけど。

「フンッ」

ナツさんの残りタイムは60秒を切っている。対してこの人もここまで全く戦いに参戦してこなかったからか同じタイムでのカウントダウンとなっている。残り時間が少ないから、男はすぐさま攻撃を行った。

「燃えろぉ!!」

巻き上がる竜巻に対して炎で対抗するナツさん。ただ相性が悪いのか、シルフェが放った風がナツさんを襲った。

「うわあああああああ!!」
「「ナツさん!!」」

見たこともないほどの威力の風により打ち上げられた彼は地面に叩きつけられる。すぐさま起き上がろうとしたナツさんだったけど、ダメージが大きいのか膝をついたまま立ち上がれない。

「何今の風!?」
「ウェンディ・・・いや、ラミアのシェリアよりも強力な風だ」
「二人のは天空魔法ですけどね」

タイマーが止まっているナツさんに対し狩猟豹の頭(チーターヘッド)のシルフェカウントダウンはみるみる減っていく。このままだとあいつが一位通過になる。

「面白ぇ魔法使うじゃ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ