第四話・戦う魔法少女
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険な事に変わりはないのです。
そうして、先ほど鎧の居た位置にまで歩を進めて、
ジュエルシードに取り込まれていた人の顔を見た時、
私は頭が真っ白になりました。
「え、な、なんで……?」
それは、よく知っている顔でした。
「お…おにい…ちゃん?」
一瞬、理解できませんでした。
・・・・・・いや、理解したくありませんでした。
・・・お兄ちゃんはピクリとも動きません。
「お、お兄ちゃん!みずなお兄ちゃん!!」
倒れているお兄ちゃんの肩を揺らします。
「んっ…ん…?なの…は…?」
お兄ちゃんが目を覚まします。
「お兄ちゃん大丈夫!?」
それだけで何だかとっても救われた気分です。
「なのはごめんな、心配させて…」
「ううん、私の所為だよ、お兄ちゃん…」
嫌な沈黙が流れる。
でも
「…なのは」
「ふぇ!?」
気付くとお兄ちゃんの手が私の頭を撫でてくれています。
やっぱり、お兄ちゃんにはかなわないや。
「それじゃ、なのは俺少し寝るから」
そういうとお兄ちゃんは私に寄りかかって来ました。
「お、お兄ちゃん!?」
「………」
どうやら本当に眠ちゃったみたいです。
「…なのは、ジュエルシードは?」
「ふ、ふぇ?ジュ、ジュエルシード?…あ、そうだった!?」
実はユーノ君の事も忘れていたのはナイショです。
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