第四話・戦う魔法少女
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「なのは!!」
ユーノ君の鋭い声、
緊急事態です。
私はみずなお兄ちゃんの事で一悶着あったあの後、
アリサちゃんと別れ、部屋で寝ていました。
しかしそんな時、突然ジュエルシードの魔力を感じたのです。
「うん、ユーノ君も感じた?」
「感じた、それも凄く近いよ」
ユーノ君と確認し合いレイジングハートを手に家を飛び出す。
「なのは!この方角、なのはのお父さんのお店の方角だよ!」
「うん…」
感じたジュエルシードの方角、
それは間違いなくお父さんのお店、翠屋から発せられていました。
「ごめんねユーノ君、近くにあったのに気づけなかった…」
「なのはが謝る事じゃないよ、…それに僕も気づけなかった」
そう言って悲痛そうな表情を見せるユーノ君。
違う、私の所為だ。私が今日はお休みなんて言ったから・・・
そう言おうと思ったが、言えなかった。
なぜなら
「なのは、上!!」
ユーノ君に言われて咄嗟に横に跳ぶ。
見ると今まで私がいたところには大きな穴が空いています。
「なのは、あいつだ!」
ユーノ君の指す方向に目線を向けるとそこには今まさに着地しようとしている白い鎧が居ました。
おそらく先ほど、私の真上から攻撃するため跳躍していたのでしょう。
また、その姿をよく見ると両手がありませんでした、
いや、無いと言うより何か装着していると言った方が適切なのかもしれません。
それは大砲。
でも、その姿は怖いというよりなんだか悲しそうに見えました。
何かを後悔している、そんな気がしました。
でも、深く考えている暇はありませんでした。
既に、銃口が私に向けられていたのです。
空気を引き裂く轟音と共に私に向かって砲撃が放たれます。
私はそれをプロテクションで防ぎますが、
「きゃあ!」
あっさりと破られてしまいました。
「なのは気をつけて、多分あのジュエルシードは人間を取り込んでる!」
「人が中にいるの!?」
最悪の事態です。
どうやらあのジュエルシードには人が取り込まれているみたいなのです。
「なのは安心して、攻撃しても中の人が傷つく事は無いはずだから…」
「そうなの?良かったぁ〜」
「でも、安心もしていられないよ。取り込まれた人によるけど、間違いなく今までのジュエルシードより各段に強いッ」
ユーノ君が言い終わるかどうかという時には既に、私に向かって新たな砲撃が発射されていました。
「なのは!まともに相手にしちゃ駄目だ、避けて!!」
「分かった!」
急
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