第五幕その六
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「みっくちゅじゅーちゅが」
「美味いであろう」
「はい、とても」
「あと冷やしあめもよいぞ」
見ればリンキティンク王の飲みものはこちらでした。
「実にな」
「美味しいんですね」
「うむ」
実にというのです。
「甘くてのう」
「凄い甘さですね」
「その甘さがじゃ」
凄いと言えるまでのというのです。
「実にじゃ」
「いいんですね」
「そうじゃ、ではな」
「冷やしあめもですね」
「飲もうぞ」
「では後で」
「冷やしあめもじゃな」
クッキーに尋ねました。
「飲むな」
「そうします」
「それではな」
冷やしあめをまた飲んで言います。
「そうしようぞ」
「わかりました」
「いや、しかし」
王子も言ってきました。
「ここはです」
「どうしたのじゃ?」
「たこ焼きには炭酸では」
飲みものはというのです。
「やはり」
「そっちか」
「はい、ですからラムネやサイダーをです」
「飲むとよいか」
「僕としては」
「確かによいのう」
リンキティンク王も否定しませんでした。
「そちらも」
「そうですね」
「しかしな」
「それでもですか」
「わしは今はじゃ」
「冷やしあめですか」
「この徹底した甘さがよい」
冷やしあめのことを満面の笑顔でお話しました。
「実にのう」
「それで、ですか」
「今はじゃ」
「冷やしあめなんですね」
「それを飲んでおる、しかしラムネやサイダーもな」
「飲まれますね」
「またな」
今度はたこ焼きを食べて言いました。
「そうしようぞ、では次はな」
「たこ焼きを食べた後は」
「お化け屋敷に入ろうか」
「お化け屋敷、あれだね」
カエルマンは皆から少し離れたところにある大きな出店を指差して言いました、そうしてお話するのでした。
「あそこにだね」
「入ってのう」
「楽しむんだね」
「そうじゃ」
そうするというのです。
「お化け屋敷も楽しいからのう」
「怖がることも何か」
クッキーも言ってきました。
「スリルがあって」
「よいうのう」
「はい、それもまた」
「何かがいきなり出て来るとな」
そうなると、というのです。
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