17話 普通というFiction【虚構】
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??人間でありながら「神と呼ばれる存在」の使徒でもある。
早速、双子たちは蜘蛛の折り紙を見舞い品として枕元に供える。
「「よくなりますよーに。」」
オーヴァーロード/ユオスは眠る稔に微笑んだ。そして現照に告げた。
『……使徒アリー。彼はまだ生きるでしょう……彼にはまだこの世界でなすべき天命があります。』
「はっ……」
『「封印」はすでに解かれました。世界はもううねり始めています……世界の中枢に蔓延っている背信者たちもその動きは察知しています???彼には彼らを守る天命があります。』
「背信者の中にはヴィジョンドライバーの使用者がいるそうです。おそらく、2台目も彼らに渡っているかと。」
『……残念です。彼を瀕死に追い込んだのもまた、使徒のドライバー???しかしそれゆえに、彼が死ぬことはなかった。』
「すでにご覧になっておいででしたか……」
ヴィジョンドライバー……それは神の力を代行する地上の使徒に与えられたモノ。当然、そのドライバーが映す光景は神が閲覧しているモノに他ならない。無論その出力の調整など……全てが神の掌である。
そして一部に神と同等権限のあるヴィジョンドライバーの『プロトタイプ』が存在する。
『人間に神が干渉できませんが……君は違う。そのヴィジョンドライバーの0号機を十全に発揮する日も遠くないでしょう。』
「ええ……誰に使うことになるかは、わかりませんが。」
現照は弟を見ながらそう言った。
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