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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百五十九話 同盟 その3
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げたのか...」
窓を覗くと、基地全体を警察のパトカーと武装したジエータイが囲んでいた。
無線機から、カラーレスのリーダーである倉都テツオの声が聞こえてくる。
『エーイチロウ、このBEI軍基地はもう、壊滅状態にある、撤退を開始するぞ!わかるか?』
「撤退?この基地のお偉いさんどもは、どっかに逃げちまったんだぜ!こんなんじゃ満足できねぇよ?」
『基地のお偉いさんどもは、ジエータイに保護された、それに中からでは、わかりにくいと思うが、この基地は完全に炎に包まれている状態だ、もう使い物にはならん、つまり、俺たちの作戦は成功したんだ?わかるか?』
「俺は...俺はまだ戦える!武器だって、こんなにたくさん奴らから奪ったんだ?まだまだぜんぜん殺したんねぇんだよぉぉぉぉぉぉぉッ!こっちはァッ?」
『落ち着け!エーイチロウ?お前は今、まともな精神状態じゃない?とにかく撤退だ!襲撃組に参加した同志たちは、15人中、8名も死亡したことが確認された、これ以上、貴重な戦力を失うわけにはいかない!お前は、俺たちは、やるべきことをやったんだ!わかるか?』
「わ、わかったよ...でも、俺たちは敵勢力に完全に包囲されているんだろ?撤退するにしても、どうすればいいんだよ?」
『安心しろ、そのためにカミカゼと同盟を結んだんだ、今、俺たちが達成するべき任務は生きて、逃走組が運転するワゴンに合流することだ、わかるか?』
エーイチロウがBEI軍基地からの撤退を開始したころ、カミカゼのメンバーたちが、一斉に、ケーサツとジエータイに向かって、カラーレスから渡された爆弾を投げて、遠くへ走り始めた。
そう、ケーサツとジエータイは、普段は、デモを中心に活動しているカミカゼが武器を使用する場面を想定していなかったのだ。
爆弾から放たれる爆炎と同時に、猛スピードで散開する大量の釘の雨が、ケーサツ官とジエータイに降り注ぎ、直撃する。
爆弾の爆発に巻き込まれないように、走り続けるカミカゼのメンバーたちの耳に、ケーサツ官とジエータイの痛みにもだえる悲鳴が聞こえてくる。
その悲鳴を聞きながら、カミカゼのメンバーたちは、カラーレスの兵器の威力に戦慄していた。
すぐに、逃走組の運転する2台のワゴンが、ケーサツ官とジエータイを轢き殺しながら、基地内に侵入する。
今回の作戦に参加していたカミカゼのメンバーたちと、基地から脱出した襲撃組の生き残り7人が、急いでワゴンの中に乗り込む。
今回の作戦で生き残った戦士たちを乗せた2台のワゴンが猛スピードで、基地から脱出する。
ワゴンの逃走を妨害するかのように、軽傷のケーサツ官とジエータイが、ワゴンに向かって銃で一斉射撃を開始する。
ワゴンに乗っている俺たちは、全員、車内でしゃがみ込む。
銃弾が俺たちの頭上を通り過ぎる。
俺は爆弾のスイッチを押す。

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