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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百五十八話 同盟 その2
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クに気を使って、発砲から次の発砲までの時間が長い。
つまり、無駄玉はなるべく使わずに、一撃必殺を狙って俺たちを銃撃してくるのだ。
俺は銃撃をしてくるBEI軍兵に向かって、自作の爆弾を投げる。
爆発した爆弾から放たれた、大量の釘が、爆発の際に発生したエネルギーによって、周囲に猛スピードでBEI軍兵達を襲う。
顔と全身を焼かれると同時に、大量の釘を刺されたBEI軍兵達が、痛みにもだえ、床に横たわる。
俺は動きを止めたBEI軍兵達から奪った銃で、全身を走る激痛に床でのたうち回っている、BEI軍兵の頭部を銃撃。
全部で3丁の銃を手に入れた俺は、火災による炎と煙が漂うBEI軍基地内を疾走する。
多勢に無勢であれば、自作爆弾を投げ。
少数の相手であれば、銃撃。
黒煙と炎と銃撃音と爆発音と悲鳴、BEI軍基地内部は、まさに阿鼻叫喚と化していた。
俺はその悲鳴の中に、仲間たちの悲鳴が入っていないことを願いながら、ひたすら、目のまえに立ちふさがるBEI軍兵達を銃殺していく。
もう、何人殺しただろうか。
さすがは数を誇るBEI軍兵である、殺しても殺してもきりがない。
先日の武器庫の爆破により、武器が枯渇したBEI軍兵達の中には、ナイフによる白兵戦を仕掛けてくる者もいた。
しかし、これは戦争である。
俺は、その勇敢な挑戦者たちにも、無慈悲に銃弾の雨を浴びせ、殺害し続ける。
銃で人を殺した自分の、震える手に悩み苦しむ、あの頃の俺は、もうどこにもいなかった。今ここにいるのは、多くのBEI軍兵達の鮮血と硝煙にまみれた、狂戦士・能沢エーイチロウだった。
立て続けにBEI軍兵達を殺害した達成感による高揚感が、俺の脳内を支配する。
俺は作戦が成功したわけでもないのに、勝利の雄叫びを上げる。
「?おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ?」
俺は雄叫びを上げながら、走る。
走りながら、銃撃を開始する。
俺は、武器庫の爆破により、予備の銃弾を失い、ひたすら逃げ続けるBEI軍兵達を背中から銃撃する。
いつしか、俺の口からは笑い声が漏れていた。
「アッヒャッヒャッヒャッ?うっひょおおおおおおおおおおおおおおおおおッ?」
奇声と笑い声を上げながらBEI軍兵達に向かって銃を乱射するその姿はまさに、狂戦士。
今の俺は完全に人殺しを楽しんでいた。
遠くから、パトカーと消防車と救急車のサイレンの音が聞こえてくる。
パトカーが出動したということは、BEI軍基地のお偉いさん達はBEI国人としてのプライドを捨て、自らの支配下にある日本の国力に頼ったということだ。
そのうち、ジエータイも、俺たちを殺しに来るだろう。
この絶望的な状況下でも、俺の人殺しを求める渇望感と高揚感が、おさまることはなかった。
俺は人殺しを心の底から楽しんでいた。
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