大魔闘演武開幕戦
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!!四つ首の猟犬!!』
招待枠最後のギルドはお馴染みの四つ首の猟犬。メンバーは前回と変わってないけど、今回は最初からバッカスさんの姿があることから、一切の手抜きはないということだろう。
「やっぱりこのギルドたちは外さねぇよな」
「おおよ!!燃えてきたぞ!!」
顔馴染みではあるが全員が成長しているのは見ただけでわかる。もし同じカードになってももしかしたら違った結果になるかもしれない。それが楽しみではあるが、まだ気になるものが一つだけある。
「最後はいよいよ・・・」
「予選通過ギルドってわけか」
最後の一枠は予選会を通過してきた選ばれたギルド。シェリアたちの話が本当なら相当な実力者らしいけど、果たしてどんな奴らなんだ?
『皆さんお待たせしました!!最後は参加数94ギルドの予選会を見事に突破したギルドの入場です!!』
全員の視線が最後のゲートへと注がれる。予選会で圧勝してここまで勝ち進んできたという情報を多くの人が持っているからだろうか、注目度の高さでいえば俺たちよりもあるかもしれない。
『新設一年目で見事大魔闘演武進出を果たしたのは彼ら!!今大会のダークホースとなれるのか!?狩猟豹の頭!!』
第三者side
煙から現れる六人人影。全員がそれに注視していたが、違和感を覚えた。三人ずつの二列で行進してくる彼ら。先頭のうち真ん中を歩くのは胸元が大きく開いた和を思わせる服装の女性。その隣にいる女性も露出の多い格好をしており、すぐに性別を把握できる。
先頭のもう一人は仮面で顔を隠しているにも関わらずなおも顔を伏せている男性と思われる人物。その人物を見て、ギルダーツの眉がピクリと動いたが、彼はそれを誰にも悟らせないように冷静さを保っている。
後方の三人のうち、真ん中の男はとにかく大きかった。身長も横も大きく、身体が鍛え上げられているのが誰の目から見てもわかる。
向かって右側にいる人物も男と思われるが、今度は一転して細い。背も平均的なものであるが、服を着ていると虚弱に見えるほどの細い身体をしている。
そして最後の一人。その男も背は比較的高かった。線は隣の大男のせいで霞んでしまうが、決して細身なわけではない。必要なだけの筋肉をつけていることが、服の上からでも容易に想像できる。
「なんで全員仮面をつけてやがるんだ?」
「ギルドマークが入ってるからじゃねぇのか?」
彼らが感じた違和感、それは全員が素顔が見えない状態にあること。もちろん仮面を被っている魔導士などもいるため特段問題はないが、全員ともなると不自然に感じずにはいられない。
「・・・」
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