第二章
[8]前話
「メェ」
「メェ」
「クァ」
二匹と一羽で一緒にいる様になったスタッフ達はそんな彼女達を見てこの上なく優しい顔になって話した。
「種族は違っても」
「山羊と七面鳥でも」
「友情って芽生えるんですね」
「そして寄り添い合ってくれるんですね」
「ブランカはずっとベティと一緒にいて」
双子の彼女と、というのだ。
「そして新たにレニーというお友達が来てくれて」
「そしてベティも彼女とお友達になって」
「それでずっと一緒にいるなんて」
「こんなこともあるんですね」
「生きものってわからないですね」
「全くです」
こう話すのだった。
「これからも彼女達が一緒にいられる様にしましょう」
「私達は」
「それが私達の務めです」
「この保護区にいる人間の」
「ずっと一緒にいられる様に」
「頑張っていきましょう」
こう話してだった。
彼等は二匹と一羽のご飯と水を用意した、すると彼女達は一緒にご飯と水の方に来てそうしてだった。
「メェ〜〜〜」
「メェ〜〜〜」
「クァッ」
一緒に並んで仲良く食べて飲んだ、誰もがそんな彼女達を見てあらためてこの愛情と友情を守って行こうと決意した。
山羊と七面鳥の友情 完
2023・6・23
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