第一章
[2]次話
山羊と七面鳥の友情
ニューヨーク州グランビルの動物保護区に双子の姉妹の山羊達が来た、十四歳で白い毛の姉はブランカといい。黒地に茶色いものもある娘はベティといった、姉妹はいつも一緒にて特にビランカがだった。
「いつもベティの傍にいますね」
「左の後ろ足が悪いこともあって」
保護区のスタッフ達はそんな二匹を観つつ話した。
「頼りにして」
「それでベティも応えていますね」
「本当に仲のいい姉妹ですね」
「全くです」
「メェ〜〜〜」
「メェ〜〜〜」
二匹は今も一緒にいた、このまま二匹一緒にいるかと思われたが。
あるベティは入院することになった、この時スタッフ達はブランカに話した。
「足の怪我のことだから」
「すぐに戻って来るよ」
「その間の我慢だから」
「その間頑張ってね」
「メェ・・・・・・」
だがブランカはそれでもだった。
ベティと離れることになり意気消沈した、一匹で悲しい顔でいる様になった。
そんな彼女のところにだった、クリスマスの頃にこの保護区に保護されたレニー白い毛で赤い顔の雌の七面鳥が来た。そして。
「クァッ」
「メェ」
まずは挨拶をした、それからだった。
ベティがおらず寂しい思いをしているブランカの近くにいてそこから次第に距離を詰めていってであった。
遂にブランカの傍に来た、すると。
ブランカも彼女を拒まず一緒にいる様になった、スタッフの人達はそんな彼女達を見て驚いて言った。
「まさか」
「レニーが寄り添ってくれるなんて」
「今はベティがいなくて寂しい思いをしているブランカに」
「そうしてくれるなんて」
「何ていい娘なんだろう」
そんな彼女達を見て話した、もうブランカは寂しくなかった。
そして退院したベティが戻って来ると。
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