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仮面ライダーAP
陰謀編 穢れた正義と堕ちた英雄 第1話
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汗が、月明かりを浴びて淫らな光沢を放っていた。そこから漂うヘレンの扇情的な香りに、ミルヴァは(自分の身体から滲み出るフェロモンを棚に上げて)どきどきと胸を高鳴らせていた。

(はっ、えっ、何今の感触!? めっちゃくちゃ柔らかっ! 完ッ全にマシュマロ! 確実に人をダメにするおっぱいだったじゃん、触り心地気持ち良すぎっ! しかも汗の匂いエッロォオオ! 現場で初めて会った時からずっと思ってたけど、この人ほんとに捜査官なの!? どちゃくそえっちな匂いが全身からムンムンしてるんですけど!? は!? 馬鹿なのエロの化身なの!? こんなの女の私でも鼻の下伸ばしてクンカクンカしたくなるんですけど!? うっわやっべ、この人の谷間に顔面突っ込んで深呼吸してぇえ〜!)

 そんなミルヴァの高鳴りは、やがて男顔負けの獣欲に発展し、彼女は血走った眼でヘレンの体を舐め回すように凝視し始めている。その胸中は、見目麗しい絶世の美女……の皮を被ったおっさんと化していた。もはやこの女が怪人と言っても過言ではない。

 自分自身も男の獣欲を掻き立てる容姿を持った美女だというのに、ミルヴァは100cmの巨尻をふりふりと揺らしながら、ヘレンの美貌と肉体に夢中になっている。安産型のラインを描いている彼女の巨尻からも、濃厚なフェロモンが滲み出ていた。

(ていうか……肌白っ! ぷるっとしてる唇もエロッ! ドスケベおっぱいとでっかいエロケツにばっかり気を取られてたけど、私より肌白くね!? 超絶すべすべじゃね!? うっほやっべ、めっちゃしゃぶり付きて〜! ホテル連れ込んで身体中隅々までめちゃくちゃに舐めしゃぶりてぇ〜!)

 ミルヴァ自身も全身から甘く芳醇な色香を振り撒いており、ヘレンにも劣らぬ濃厚なフェロモンをその肉体から絶えず分泌しているのだが。彼女はヘレンの柔肌から溢れ出る特濃の芳香に、げへげへとだらしなく鼻の下を伸ばしていた。

 幸い、2人ともカメラに背を向けて森の中を歩いているため、ミルヴァの表情は映っていない。カメラが映しているのは、安産型のラインを描いている2人の桃尻。左右にぷるんぷるんと揺れ動いている、その膨らみの躍動だけだ。

(ぐっへへぐへへ! 乳も匂いもケツも唇も全部たまんねぇ〜!)

 それはそれで問題なのだが、今回に限ってはそれで良かったのである。この時のミルヴァは女性アナウンサーどころか、人がしてはいけない顔になっていたのだから。妖精のようだと評されて来た彼女の美しい顔は今、妖怪のそれと化している。

(……彼女、ノバシェードが関わっている現場に来たのは初めてなのね。頑張って平静を装っているようだけれど、身体中が緊張で汗ばんでいる。私が守ってあげないと……!)
(おっほちっけぇ! ドスケベな匂いムンムンで最高ッ! もうガチ恋距離でしょコレ!
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