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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
クリスマスイブストーリーA
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とを完全に言い当てられてしまった。

 さすがは兄貴分というところか。

 

 ディーノさんは笑顔で俺の肩をポンポンと叩いた。

 

「まぁ今は分からなくてもいいさ。俺もそうだったけど、今となってはこの試練を受けておいてよかったって思ってるからな」

「は、はぁ……それで、詳しい内容は?」

「よし、では教えよう。お前がこれから受ける試練は……『ボンゴレ式紳士育成プログラム』という」

 

 ……まんまな名前だな。

 

 そして不安しかない、ボンゴレ式って付いてる行事に今までロクなものなかったし!

 

「紳士育成プログラムは今日と明日……つまりはイブとクリスマスにかけて行われる」

「あの俺、今日と明日は予定が埋まってるんですけど……」

「分かってるさ、女子達との予定だろ? だからこそこのタイミングなんだ」

「?」

「女子との交流を通じて、お前に紳士さを身につけてもらうんだよ」

「交流を通じてって……どうやって?」

「まず、お前には明日の夜までこれを付けてもらう」

 

 ディーノさんは、ポケットから何か薄いものを取り出した。

 

「ガーゼですか?」

「ああ。でもただのガーゼじゃないぜ。強目の電流を流す装置が付けられてるからな」

「電流!?」

「ああ。ツナ、お前にはこのガーゼを体に付けたままで2日間を過ごしてもらう」

「……それで、なぜ電流を流す装置が?」

「試練挑戦中は、お前の様子は常にリボーンに観察されてる。そして、お前が女子に対して非紳士的行動を取ってしまった時はリボーンが電流を流してくるんだ」

「最悪だぁ!」

 

 なんだその試練は! 

 紳士として正しい行動をしなかったら電流ビリビリってこと!?

 

「あの、ちなみに電流ってのはどれくらいの威力が?」

「……う〜む」

「デ、ディーノさん?」

 

 俺の質問を聞いて、ディーノさんは目を瞑って考え込んでしまった。

 

 しばらくして答えが出たのか、ディーノさんはゆっくりと目を開けた。

 

「そうだな。γのファイナルショットくらいと考えてくれれば……」

「大技だなぁ! それ普通に受けたら死にません!?」

「まぁ大丈夫だ、今のツナなら受けても気絶すらしないらしい。すごい苦しいらしいけどな」

「それって地獄の苦しみってこと!?」

 

 なんでクリスマスに苦しまないといけないんだよ!

 

(メリークルシミマスってことだぞ)

 

 うるさいよリボーン! 

 モノローグに出てくるんじゃないよ!?

 

「まぁまぁ、
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