クリスマスイブストーリー@
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も隠してなどいない」
「……本当は?」
『……』
じ〜っと目で圧力を掛けると、2人はまた汗を浮かべた。
間違いない、これは何かある!
「……で? 本当は?」
「……今はまだ、言えない」
「……ごめんなさい、私も」
そう言った2人は気まずそうに目を逸らした。
(う〜む。これは本当に言いたくなさそうだなぁ)
2人の様子から見ても、これは問い詰めても教えてはくれなそうだ。
仕方ない、聞き出すのは諦めよう。
「まぁいいや。今はって事はいずれ教えてくれるんでしょ?」
「……ああ」
「……そうね」
「なら、その時を待つよ」
俺はそう言いつつ何度か頷き、2人の肩に手を置いた。
??ポンっ!
『!』
「とりあえず2人とも、ゆっくりでいいから追いかけようよ。せっかく皆で来たんだし!」
「ええ、そうね」
「……ああ」
こうして、俺達はゆっくり目にナッツ達を追いかけることにした。
〜1時間後〜
「はぁ、はぁ、ちょっと疲れちゃった」
「がううう〜?」
「ごめんねナッツちゃん。少し休憩させて〜」
しばらくの間ナッツと共に走り回った後、さすがに少し休憩しようということになった俺達は、エリアを遊園地エリアへと移すことになった。
?? 遊園地エリア ??
「がううう〜♪」
「あはは、ナッツちゃんかわいい〜?」
遊園地エリアに来た俺達は、とりあえず適当なカフェに入って休憩することにした。
選んだのはエリア入り口に1番近いカフェ。
もちろんペット可である。
店内に入ると、店内を見回しながら清隆君が話しかけてきた。
「結構人気みたいだな」
「そうだね、女性グループが多いけど、男性の一人客もいるんだね」
「ああ。……っ!」
「? どうかした?」
「い、いや。何でもない」
「? そう」
ほとんどが女性のグループ客の中、1人だけ男性客がいたら目立つのは当然。
しかも、真っ黒なスーツで身を包み、帽子(確かボルサリーノ?)を目深に被っている。
そんな男性を見た清隆君が、一瞬目を見開いたと思ったんだけど……気のせいだったのかな?
……というか、俺この人どっかで見たことない?
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