クリスマスイブストーリー@
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した俺達は、とりあえずはナッツを自由に遊ばせられる様に『青空エリア』に行くことにした。
「うおおお〜! 行くぞ我流! 極限トレーニングー!」
……あれ? なんか聞こえた?
……気のせいか。
?? 青空エリア ??
「がううぅ〜♪」
「はいはい、分かってるよナッツ」
青空エリアには説明通り、大きな人工芝が敷かれた場所があった。
その大きさはサッカーフィールドが2つくっついたくらいだろうか。とにかくデカかった。
入った瞬間からソワソワしだしたナッツを人工芝に下ろすと、ナッツは勢いよく走り出して行った。
「がうがう♪」
「あ、待ってなっつちゃ〜ん!」
「あはは、追いかけよ〜!」
走り出したナッツを追ってほぼ全員が人工芝を駆け出した。
愛里ちゃんも遅れながら一生懸命に付いて行っている。
「……」
「……」
「……」
その一方で、約3名がここに残ったようだ。
その3名は俺・鈴音さん・清隆君。いつものメンバーだ。
「……2人は行かないの?」
俺がそう聞くと、2人は気まずそうにこう言った。
「……すまん、今朝から筋肉痛が酷くて、今は走りたくないんだ」
「……私は体力と気力を少しでも残しておきたくて……」
「あ、そうですか……」
『……』
あれ、会話が終わってしまった。
おかしいな、いつもはもっと話が続くと思うんだけどな。
(……というか清隆君の筋肉痛は分かるけど、鈴音さんの体力と気力を残しておきたいってなんだ? ……いや待って、清隆君って筋肉痛になるの?)
??ちらっ。
チラッと横目に2人の顔を見ると、2人はどこか元気がないように見えた。
もしかしたら、昨日何かあって元気がなくなってるのかもしれないな。
「ねぇ、2人とも何かあった? なんかいつもと違うけど」
「そうか? 全然普通だぞ」
「清隆君が筋肉痛ってふつうじゃないよ?」
「私も普通にいつも通りよ」
「鈴音さんって気力とか言う人だっけ?」
『……』
またも会話が終わる。
だがしかし、2人の額に汗が少し浮かんだのを俺は見逃してはいない!
「……何を隠しているのかな?」
「! か、隠してないわ」
「そうだ。俺達は何
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