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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
クリスマスイブイブストーリーC
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「……反物質のことか?」

「! ほぉ。さすがはリボーン君。博識だね」

 

 

 ?? 現在 ??

 

「反物質?」

 

 風が話を止めてそう聞いて来た。

 

「風は知らないか? ひよりはどうだ?」

「一応知っています」

「ほお。さすがだな。じゃあお前から風に説明してやってくれ」

 

 俺がそう言うと、ひよりは反物質について風に説明を始めた。

 

「反物質とは、簡単に言えば私達の身の回りにある物質と全く同じ構造なのに、性質だけは真逆の物質のことです」

 

「性質だけ真逆?」

 

「簡単に言えば、電極のプラスとマイナスが真逆になるのようなものです。プラスの電極があれば、マイナスの電極もあるように全て物質には対となる存在があるのです」

 

「なるほど。しかし、そんなものは見たことがありませんね」

 

「当然だと思いますよ。物質が生まれると必ず対となる反物質が生まれ、逆に反物質が作られる時にも必ず物質が作られるのですが、物質と反物質が出会ってしまうと、対消滅という爆発を起こして消滅してしまうそうです。なので反物質は生まれてもほとんどの場合は存在し続けられません」

 

「なるほど、反物質よりも物質の方が世界には多いから、生まれてもすぐに対消滅してしまうと」

 

「そういうことです。しかし、物質が大半のこの世界があるように、逆大半が反物質の世界もあります」

 

「! ということは、その世界が?」

 

 風はひよりから俺に視線を移した。

 

 俺は無言で頷き、話題をチェッカーフェイスの話へと戻した。

 

 

「……つまり、7?にも対となる存在があると?」

「ああ。そして7?だけじゃない。幾万の物質の集合体である地球も、そして宇宙さえも。対となる存在はあるらしい。まぁ私が知っているのは地球の反物質、反地球までだがね」

「反地球……」

「そう、そして反地球があるのは、この世界の対となるもの。つまりは反世界。我々はその世界を反転世界と呼んでいる」

「さっきも言っていたやつか」

「その通り。反転世界はこの世界と鏡合わせの世界だ。この世界と同じ様に構成されてはいるが、その全てが正反対の性質を持っている。そして、生物は存在しない」

「! 生物は存在しない?」

「ああ。なぜか反生物は存在しないんだ。その理由はわからないが、生を全うする生物の反対は死を全うする事になるから……ではないかと私は思っている」

「……」

「そして、この世界と反転世界は連動している。たとえば、この世界でマーレリングが封印された時。反転世界に
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