クリスマスイブイブストーリーC
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7?の一角、ボンゴレリングに匹敵するアイテムだと?
そんなものがあるとは思えないが、タルボが言うのなら本当なのだろう。
「そんなアイテムがあるのかよ」
「ああ、あるぞ」
「……それは、どんなアイテムなんだ?」
「ふふふ、それはのぉ」
タルボが嬉しそうに口角を上げながら話を続けようとした……その時!
「7?のことかな?」
『!』
俺とタルボのすぐ近くに、鉄帽子を被った男が現れた。
そう、チェッカーフェイスだ。
「チェッカーフェイスか。ワシの元に来るとは何の用じゃ?」
「久しぶりだね、タルボ。そしてリボーン君」
「ああ。お前の娘ともあったぞ」
「ふふふ、いい子だろうひよりは。私の後継者だからね」
「……で? さっきお前が言っていたのはなんだ?」
「今君がタルボに問うた質問の答えさ。そして私がタルボを訪ねて来た理由でもある。いやはや、リボーン君がこのタイミングでいてくれたのはラッキーだな」
チェッカーフェイスは意味深な笑いを浮かべていたが、すぐに真顔(?)に戻った。
「……タルボ。反転世界にあったアンティ・マーレリングとアンティ・おしゃぶりが盗まれた」
「! なんじゃと!? 反転世界に足を踏み入れたものがおると言うのか!?」
「……そうだ。私もうかつだったよ。後継者が出来たことで気が抜けていたのかもしれない」
「し、しかし。反転世界に行けるのはワシとお主くらいのものでは……」
「今まではね。……多分だが、君と同じ様にあちら側への穴を作り出したのではないかな」
「! バカな。穴を開ける素材を全て集めたというのか!?」
「そうとしか考えられないだろう」
(……こんなにタルボが動揺した姿を見るのは初めてだな)
出会ってから初めて見るタルボの姿に困惑していると、チェッカーフェイスが俺に話しかけて来た。
「すまないね、リボーン君。まずは説明をしないと理解できないか」
「……教えてくれよ」
「ああ。もちろんだ」
そしてチェッカーフェイスは詳しい説明をし始める。
「リボーン君。7?がどういうアイテムかは知っているね?」
「ああ。地球上の生命力のバランスを調整し、生命の正しい進化を育む装置……だろ?」
「そうだ。では、どうして7?があれば生命力のバランスを保てるかはわかるかい?」
「いや、流石にそこまでは分からない」
「まぁそうだろうね。我々生粋の地球人しか知らないはずだから」
じゃあ聞くなよ……というのは
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