クリスマスイブイブストーリーC
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クリスマスイブイブストーリーC
「彼らの先祖が沢田家康の両翼だったことは分かりました。ただ、それでも彼らを鍛える意味は分かりません」
「まぁそれだけならな。だが、そうも言ってられなくなるかもしれねぇんだ」
「? どういう??」
「反転世界の事件ですね?」
『!』
リボーンと風が話していると、後ろの方から声がかけられた。
2人が後ろを振り向くと、そこには椎名ひよりが立っていた。
「ひよりか。……チェッカーフェイスに聞いたか?」
「ええ。ついさっきですけど。尾道とか言う人が手紙を置いて行きましたよ」
「フゥ??あの変な男ですか。……ところで、あなたがチェッカーフェイスの娘という椎名ひよりさんですか?」
「ええ、よろしくお願いします風さん」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
ひよりと風が握手を交わす。
手を離すと、風は本題へと戻した。
「フゥ??それで? 反転世界の事件とは? チェッカーフェイスと何か関係が?」
風がそう聞くと、リボーンは真剣な顔で語り始めた。
「ああ。チェッカーフェイスの、ひいては7?に関係がある話だ」
「っ! 7?にですか?」
「ああ。さっきも言ったが、俺は昨日までイタリアに行っていたんだが、日本に戻る前にタルボに帰化後のT世についての話を聞きに行ったんだ」
?? イタリア 、とある場所 ??
「……天陽の右翼と朧月の左翼か。その2人とT世が自治組織を作ったんだな?」
「そうじゃ」
「その組織は、このアルバムに書かれているようにあさり會と呼ばれていたのか」
「そうじゃ。マフィアでも自警団でもない。日本ならイタリアほどの危険はないと思ったのじゃろう」
「……だが、さっきの話を聞くとあさり會でも戦闘は避けられなかったようだが?」
「うむ。T世の望みを叶えるなら、日本といえど戦闘からは逃れられなかったのじゃよ」
タルボの話を聞いていると、俺の中に疑問が一つ浮かんできた。
「……しかしT世はボンゴレリングをU世に継承していたはずだ。グローブは持っていたとはいえ、全盛期ほどの力はなかったんじゃないか?」
「ああ。もちろん、帰化した時にT世は7?の一つであるボンゴレリングは持っておらなんだ」
「にしては強い組織を作ったみたいだな。初代ボンゴレファミリー程の人材も武器やアイテムも当時の日本には無かっただろうに」
「いや、T世……沢田家康とその両翼は持っていたんじゃよ。ボンゴレリングに匹敵するアイテムをな」
「!」
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