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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
クリスマスイブイブストーリーB
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 ……いや、理事長が現ボンゴレボスと知人だと言っていた。ボンゴレはある程度この学校に融通を利かせられるということか。

 

 そうなると、雲雀が俺を攻撃してきた理由はなんなんだろうな。

 戦闘に入る前には俺が綱吉の相棒だからとは言っていたが。

 

「なぁ、雲雀はどうして俺を攻撃してきた? 綱吉と友好的だからか?」

「そこの黒服に頼まれたのさ。君の力量を推し測れとね」

「! なに?」

 

 視線を雲雀からスーツの男に移す。男は今だにニヤニヤと笑っている。

 

「悪いな。実は俺も別のやつに頼まれてんだ。ツナの右腕(仮)にな」

「綱吉の右腕?」

「ああ。ツナの相棒とパートナーを自称する奴らがいるなら、そいつらが本当にその呼び名に相応しいのか見極めてくれとな」

「……」

 

 何で俺と堀北の立ち位置まで伝わってるんだよ。

 

「あ、そういえばお前宛に伝言を預かっている。とりあえず聞け」

「……」

 

 スーツの男は懐からボイスレコーダーを取り出し、それを再生し始めた。

 

 再生されたのは、荒々しい男の声だった。

 

「おい綾小路! 10代目の相棒を自称してるんだってなぁ! 堀北もパートナーなんて自称しやがって! え? 10代目から言い出した? まじっすか!?……おほん! 10代目から言い出したなら仕方がねぇ! だがな、俺は10代目の右腕として本当にそれが適切な呼称なのかを確認する必要がある! だからお前達の力量を推し量ってもらうことにした! いいか!? もしも相棒と呼ぶには相応しくないと診断されたら、すぐに相棒を辞めやがれ! もしもその逆なら……今は相棒を名乗る事を許すが、俺は自分の目で判断するまでは認めねぇかんな!」

「……」

 

 ずいぶんな言われ様だが、流れて来た声には聞き覚えがある。

 

 確か姉妹校の……獄寺だったか?

 

 あいつが綱吉の右腕ってことか。そういえばあいつと綱吉は仲良かったし、無人島でも10代目って言ってたもんな。

 

「今のは、姉妹校の獄寺か?」

「そうだぞ。よく覚えてたな」

「……あいつが綱吉の右腕なのか」

「(仮)な。まだ決まってはいねぇ。確かなのは、獄寺はツナの嵐の守護者だってことだ」

(……嵐の守護者?)

 

 (仮)だの嵐の守護者だの。

 意味が分からない単語ばかり出てくるな。

 

「嵐の守護者……ってなんだ?」

「ボンゴレファミリーにおける、6人の最高幹部の1人の事だ」

 

 スーツの男はボンゴレの守護者について説明をしてくれた。

 

「ボンゴ
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