クリスマスイブイブストーリー@
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ってましたから。彼の波動はどう見ても嵐ですからね」
「まあな。でも獄寺よりもお前の方が適任だと思ってな」
「……彼、獄寺隼人と似たような素質を持ってますけど、その中でも霧の波動は強めでした。それでですか?」
「ああ。あと性格的にお前の方がいいんじゃないかってな」
骸はやれやれと首を振るが、その顔には笑みが含まれている。
「それにしても。わざわざ僕を沢田綱吉のそばに来させるとはね。僕が沢田綱吉の体を奪うのを諦めたと思ってます?」
「分かってるさ。それでも龍園のかてきょーはお前が適任だからな。それにツナには試練を与えていかねぇとと思ってな」
「クフフ、僕や彼がその試練だと?」
「そうだぞ」
「僕、いずれ本気で肉体を乗っ取りに動きますよ」
「かまわん。そういう約束だからな。その代わりお前も約束を守れよ」
「ええ。生徒や職員に危険を与えず、必要があれば守護者の使命を果たす。そして、沢田綱吉の強敵として龍園翔を教育する。それでいいんですよね」
「ああ。……そういや、M・M達はどうした?」
「冬休みは僕だけです」
「そうか。じゃあよろしく頼む」
ぴょん、とカウンターからリボーンが飛び降りる。そしてコーヒーショップから出て行こうとする……が、入り口のところで立ち止まった。
「どうかしました?」
「骸。いくら素養があるからって六道輪廻≠ヘ会得させるなよ?」
「!」
「まぁどうせ六道全部は無理だろうけどな? そんじゃな〜」
??ガチャン。
「……フッ」
リボーンが出ていくと、骸はリボーンが飲んだコーヒーカップを片付けながら楽しそうに笑い始めた。
「……クフフ。それではまるで、僕が彼に六道輪廻を会得させたいみたいではないですか」
それからしばらく、骸は楽しそうに笑い続けるのであった。
彼のポケットにある、六道眼の有幻覚を撫でながら……。
?? 生徒用マンション屋上 リボーンside ??
コーヒーショップを後にしたリボーンは、レオンと何かを話していた。
(パチパチ!)
「ほう」
(ペロペロ〜)
「そうかそうか。ツナの奴、よくやったようだな」
(コクリ)
レオンは喋れないが、リボーンは意思疎通を図る事ができる。
「んで? クリスマスイブとクリスマスに10人と2時間ずつデートすることになったのか」
(コクリ)
「ツナはどう思ってんだ?」
(パチパチ! シナシナ〜)
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ