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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
クリスマスイブイブストーリー@
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ってましたから。彼の波動はどう見ても嵐ですからね」

「まあな。でも獄寺よりもお前の方が適任だと思ってな」

「……彼、獄寺隼人と似たような素質を持ってますけど、その中でも霧の波動は強めでした。それでですか?」

「ああ。あと性格的にお前の方がいいんじゃないかってな」

 

 骸はやれやれと首を振るが、その顔には笑みが含まれている。

 

「それにしても。わざわざ僕を沢田綱吉のそばに来させるとはね。僕が沢田綱吉の体を奪うのを諦めたと思ってます?」

「分かってるさ。それでも龍園のかてきょーはお前が適任だからな。それにツナには試練を与えていかねぇとと思ってな」

「クフフ、僕や彼がその試練だと?」

「そうだぞ」

「僕、いずれ本気で肉体を乗っ取りに動きますよ」

「かまわん。そういう約束だからな。その代わりお前も約束を守れよ」

「ええ。生徒や職員に危険を与えず、必要があれば守護者の使命を果たす。そして、沢田綱吉の強敵として龍園翔を教育する。それでいいんですよね」

「ああ。……そういや、M・M達はどうした?」

「冬休みは僕だけです」

「そうか。じゃあよろしく頼む」

 

 ぴょん、とカウンターからリボーンが飛び降りる。そしてコーヒーショップから出て行こうとする……が、入り口のところで立ち止まった。

 

「どうかしました?」

「骸。いくら素養があるからって六道輪廻≠ヘ会得させるなよ?」

「!」

「まぁどうせ六道全部は無理だろうけどな? そんじゃな〜」

 

 ??ガチャン。

 

「……フッ」

 

 リボーンが出ていくと、骸はリボーンが飲んだコーヒーカップを片付けながら楽しそうに笑い始めた。

 

「……クフフ。それではまるで、僕が彼に六道輪廻を会得させたいみたいではないですか」

 

 それからしばらく、骸は楽しそうに笑い続けるのであった。

 

 彼のポケットにある、六道眼の有幻覚を撫でながら……。

 

 

 

 ?? 生徒用マンション屋上 リボーンside ??

 

 

 コーヒーショップを後にしたリボーンは、レオンと何かを話していた。

 

(パチパチ!)

「ほう」

(ペロペロ〜)

「そうかそうか。ツナの奴、よくやったようだな」

(コクリ)

 

 レオンは喋れないが、リボーンは意思疎通を図る事ができる。

 

「んで? クリスマスイブとクリスマスに10人と2時間ずつデートすることになったのか」

(コクリ)

「ツナはどう思ってんだ?」

(パチパチ! シナシナ〜)

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