2学期の終焉
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は君達と≠ニ言ったんだ。
??それはつまり。
「協力だぁ? 俺はお前と協力し合う気はないって言ってんだろうが」
「君だけじゃない。俺が協力を取り付けたいのは、龍園翔・一之瀬帆波・坂柳有栖の3人だ」
「っ!?」
……なるほど。各クラスのリーダー同士で協力し合えばと思っているのか。
だが、いくら協力したと言っても成し遂げられる目標とも思えないが。
「なぜその2人なんだよ?」
「俺にはないものを君達は沢山持っているからね。坂柳さんの圧倒的な頭脳やカリスマ性、帆波ちゃんの圧倒的な信頼性と包容力。そして君の狡猾さや圧倒的な勝利への執念。どれも俺には足りないものだ。それに俺1人では目標を達成する事はできないんだ。だから君達の力を借りたいんだよ」
「……各クラスのリーダー格と仲良しこよしになろうって魂胆かよ」
「いや、別に仲良しこよしになる必要はない。ただ同じ目標を持って協力して欲しいだけだよ。だから龍園君。別に君に嫌われてようが構わない。ただ同じ所を見て欲しいだけだ」
「はっ、そうするには結局仲良しこよしになる必要があんだろうが」
「そんな事はないさ。別に普段いがみ合ってようが敵対していようが、同じ場所を見ていれば協力し合える。仲間にだってなれる。俺はそれを知ってるんだ」
「……」
綱吉の力強い言葉に龍園も何も言えなくなってしまう。
……俺はいろいろな可能性を考えても不可能だとしか思えないが。
それに、なぜ各クラスのリーダ格を仲間に引き込もうとするのか。
「……清隆君」
「!」
俺がじっと見ているのが気になったのか、綱吉が俺に話しかけてきた。
「……なんだ?」
「俺の目標を達成するためには、学年全員を仲間に引き入れないといけない。そのためには各クラスのリーダーの協力が必要不可欠なんだよ」
「……そうか」
別に何も言っていないのに、俺が思っていた事を的確に言い当てて回答までしてくる。本当にこいつの洞察力というか直感には恐れ入る。
まぁリーダーを仲間にする事で、クラスメイト達も仲間に引き入れやすくするってわけだな。
「……確証はあんのか?」
「え?」
「……24億ポイント貯められる確証はあんのかって言ってんだ」
龍園の最もな質問に、綱吉は……首を横に振った。
「……ないよ」
「は?」
「確証はない。そして実際に24億ポイント貯める方法すら分からない」
「……ふざけてんのか」
「ふざけてないよ。今はないだけで、こ
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