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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
9名の救出劇C
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うか。

 

 

 

 

 〜現在、病院〜

 

「……と、こんな感じかなっ!」

「わぁ〜。一之瀬さん大変だったねぇ。すごい熱かったんじゃない?」

「うん、いっぱい汗かいちゃったよ」

 

 一之瀬が話を終えると、全員が心配そうに彼女を見つめた。全員を代表して櫛田が一之瀬の事を労っている。

 

「……さぁ! あとは堀北さんの話だけだね?」

「そうね」

 

 一之瀬は最後の話し手である堀北に話しかけた。

 

「じゃあ、話すわね?」

「うん、お願い!」

 

 そして、9人目の人質だった堀北の話が始まる。

 

 

 ?? 堀北side ??

 

「ごちそうさまでした」

「ごちそうさま」

「美味しかったね。堀北さん」

「そうね。このお店の料理は色々食べてきたけどどれも美味しいわね」

 

 私は今日、木下さんとランチに行く約束をしていた。

 

 ペーパーシャッフルの時にお互いにきちんと話をした事で、彼女との距離が縮まったらしい。

 

 今回は初めての交流という事でランチをすることになったのだけど、悪くない空気だったような気がする。

 

 もしかしたら一之瀬さん以外で初めて友人と呼べる人ができたのかもしれない。

 

 そう思うと、自分が変わったんだなと自覚する事ができた。

 

 以前ならクラスメイトとすら関わろうとは思わなかったんだから大きな進歩だと思う。

 

「じゃあ帰ろうか」

「そうね……あ、そうだ木下さん」

「ん? 何?」

「綱吉君から言われた事があるのよ」

「沢田君から?」

 

 私は綱吉君の電話番号を木下さんに教え、その番号を緊急連絡先に登録してもらった。

 

「よし、これでOK」

「ええ。じゃあ帰りましょう」

「うん。あ、そうだ。冬休みなんだけどさ……きゃっ!?」

「なっ!?」

 

 ケヤキモールを歩いていると、いきなり建物と建物の間に引き摺り込まれてしまった。

 

「おっと、大人しくしろよ?」

「don't move」

 

 そこにはCクラスの石崎君とアルベルト君が隠れていて、私達の事を拘束してきたのだ。

 

「このっ……!」

「bad girl」

「止めとけ堀北。アルベルトには勝てねぇよ」

「……くっ!」

 

 なんとか抵抗を試みようとしたが、さすがにアルベルト君の巨体には太刀打ちできなかった。

 

「さぁ、お前はこっちだ木下」

「っ、堀北さ
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