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9名の救出劇A
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9名の救出劇A

 

 ?? 現在、病院 ??

 

 

 木下の話が終わり、次に話すのは誰かとなった時。

 

 櫛田が手を挙げて立候補してきた。

 

「多分、その後は私の所に来たと思うから私が話すね? 私は〜……」

 

 

 

 ?? 桔梗si……桔梗と騎士様のラブストーリー? ??

 

 

 審議の傍聴に向かう際、Cクラスの奴らに誘拐された私は商店街にある空き店舗へと連れ込まれた。

 

 誘拐される寸前に緊急連絡をツナ君の端末に送っているから、いずれ助けに来てくれるはずだ。

 

 私を誘拐したのはCクラスの男子2人。

 

 野球部だったはずだけど、名前は忘れた。

 

 そいつらは手足を縛られて床に転がされた私を見下ろしている。

 

「……もう! いきなりなんてことするのぉ!」

 

 いつもの調子で抗議すると、男子達はニヤニヤしながら近づいてくる。

 

(こっち来んな!)

「櫛田ちゃ〜ん。残念ながら君は、龍園さんの沢田潰しの為の餌に選ばれたんだ」

「! ツナ君潰し?」

 

 龍園め。まだツナ君に勝てると思っているのか。

 

 しかもその為に私を利用しようとするなんて!

 

「そうさ。今日で沢田も終わりだ」

「だな。クラスメイトが龍園さんに目を付けられたばっかりに、櫛田ちゃんも不運だよ」

 

 何を言ってるんだか。ツナ君にちょっかいを出したいがあまりにツナ君のクラスメイトを誘拐するなんて、そんな方法を取ってしまった龍園の方が不運だ。

 

 さすがにここまでしてしまったからにはツナ君も黙っていられないだろう。

 

「終わりなのは龍園君の方だよ。ツナ君にこんなことしちゃってさ」

「ははは、そう強がり言ってられんのも今のうちさ」

「だな、もう少ししたら泣き叫んで許しを乞う事になるぜ」

 

 はぁ!? 誰が泣き叫んで許しを乞うか!

 

「……どういう事?」

「龍園さんからの命令で、沢田が人質の誰か一人を助けに来たらその時点から人質を潰すことになってるのさ」

「そうそう。だからそうなったら俺達は櫛田ちゃんをボコボコにしないといけないってわけ」

 

 ……誰か一人? 人質は私一人じゃないのか?

 

 ……! なるほど。審議の傍聴に来た奴らは全員人質になってるのね。

 

 いや、むしろそれ以上かもね。あの中に堀北はいなかったし。

 

 龍園がツナ君を追い詰めるのに堀北を利用しないとは思えないし。

 


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