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9名の救出劇@
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9名の救出劇@

 

 ?? 病院 ??

 

 先生方が学校に戻った後、入れ替わるように数名の男子が病室に入ってきた。

 

「鈴音!」

「軽井沢さん、佐藤さん、王さん!」

「桔梗ちゃん!」

「一之瀬!」

「波瑠加!」

「愛里!」

 

 入ってきたのは、須藤・平田・池・神崎・啓誠・明人の5人だ。

 

 5人はそれぞれ、名前を読んだ人物の元へ駆け寄る。

 

「どうしたの?」

「どうしたのって! 検査結果はどうだったんだよ!」

 

 須藤が心配そうな顔で堀北にそう言った。

 

「ああ……。怪我も病気もしていなかったわ」

「ほっ……そっか……」

 

 無事で安心したのか、須藤はホッと胸を撫で下ろした。

 

 そして、それは他の4人も同様である。

 

「き、桔梗ちゃん! 怪我とか本当にない!?」

「うん! 全然平気だよっ♪」

「そっか、本当に良かった!」

「うふふ♪ (どさくさ紛れにボディタッチしようとすんな! まだツナ君に抱っこしてもらった感触が残ってるんだよ!)」

 

「良かった。軽井沢さんも無事に助かったんだね」

「うん。ツっ君が助けてくれたよ」

「本当に良かったよ。王さんと佐藤さんもなんともなかったかい?」

「うん! 問題なしだったよ」

「私達もすぐに助けてもらえたから……」

 

「一之瀬、元気そうだな」

「うんっ! 私はピンピンしてるよ〜。今から今日の予定だった審議にだって挑めるよっ!」

「それはよかったな。だが、審議は沢田が1人で無実を勝ち取ってくれたらしいぞ」

「え、そうだったの!? あちゃ〜。今日は綱吉君に2回も助けてもらっちゃったわけか〜」

「そうだな。また今度恩返しをすればいいさ」

「にゃはは、そうだねっ」

 

「波瑠加も愛里も大丈夫そうだな」

「ああ。本当に良かった」

「うん、私はCクラスの奴らに何かされる前に助けてもらったから」

「私も。怪我とかもしてないよ」

 

 それぞれが無事を喜んでいる中、池がこんな事を言い始めた。

 

「あ、それにしてもよ。皆はどうやって助かったんだ? 俺達は沢田が助けた後に病院まで付き添っただけだからさ、そのへん分かんないだけど」

「だなぁ。ツナが無双したってこと位は想像つくけどよ」

「……うん。確かにそれは気になるね」

 

 池の言葉を肯定した須藤と平田。

 

 すると平田は、皆に説明を要望し始めた。

 

「ねぇ、皆はどうやって沢田君に自分の居場所
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