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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
9名の救出劇@
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との関係性などは隠しながら話をした為、他の皆には普通にツナに助けてもらったと思われているだろう。

 

 そして、美雨の次はひよりへと話し手が移る。

 

「ひよりちゃんはどうだったの? Cクラスの人達に誘拐されたの?」

「いえ。私の場合は……」

 

 

 ?? 体育倉庫、ひよりside ??

 

「……ん……! ここは?」

 

 目が覚めると、私は倉庫らしき場所にいた。

 

「……! 手と足が……」

 

 起き上がろうとしても起きれず、自分の体をよく見てみると両手足が縛られていました。

 

 何が起きたのかを理解しようと、極めて冷静に辺りを見回すとここが体育倉庫だと言うことが分かりました。

 

 そして、こうなる直前の出来事も思い出します。

 

「椎名、ちょっと話がある」

「はい? なんでしょう」

「悪いね。まぁこのコーヒーでも飲んでよ」

 

 そうでした。放課後に伊吹さんに話があると呼び出されて、そこで出されたコーヒーを飲んだら意識が遠のいたのです。

 

「眠らされて……ここへ? 一体どうし……」

「お! 眼が覚めたようだな、椎名」

「! え〜っと、小宮君に近藤君……でしたか?」

 

 元々人の名前を覚えるのが苦手で、尚且つほとんど話したこともないならクラスメイトでも覚えきれてません。

 

 小宮君と近藤君は石崎君の配下……くらいの認識しかありませんでした。

 

「おいおい、まだ俺達の名前を覚えてくれてないのか?」

「もう2学期も終わるぜw」

「すみません。それよりも、どうして私は縛られているんです?」

『……』

 

 私の質問に小宮君達は気まずそうに苦笑いを浮かべました。

 

「その……お前は沢田と仲がいいから、沢田を潰す為の餌に選ばれたらしい」

「餌?」

「そう……その、他にも何名か餌がいるんだけどよ。その中の一人ってわけさ」

 

 気まずそうにしているが、私を庇う気なんてサラサラないのでしょう。眼が覚めたのに解放する気すらなさそうです。

 

「……それで? 私はこれからどうなるのです?」

「……俺達にボコられる……的な?」

「! ……餌をボコボコにすると?」

「仕方ねぇだろ? 人質は全員、沢田が一人を助け出そうとした段階で潰せって龍園さんの命令なんだよ……」

 

 なるほど、人質はツナ君にとって仲間や友達。

 

 それらを潰す事によって、ツナ君の周りからの信頼とツナ君自身の心を潰そうって魂胆ですか。

 

 なか
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