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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
9名の救出劇@
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小狼に迫り、右腕に付いているバイオエネルギー燈炎機を破壊した。

 

 ??ボオオン!

 

「ああっ! 俺の燈炎機が!」

 

 粉々に砕け散った機械を見て、小狼が唸る。

 

「くそっ! ふざけ……っ!?」

 

 文句を言おうと視線をツナ君に向けるが、その時にはすでにツナ君が眼前まで迫ってきていた。

 

「うおっ! いつの……」

「……フン」

 

 ??ボコっ!

 

「……ま、に……」

 

 ??バタン。

 

 ツナ君は小狼の前に行くと、鳩尾に強烈なパンチを繰り出した。

 

 その衝撃で小狼はすぐに意識を失って倒れた。

 

「……ツナ君」

「待たせたな美雨。今起こす」

 

 ツナ君は私の前で屈み、手足を縛っていたロープを解いてくれた。

 

 そして、そのロープで気絶している小狼の手足を縛った。

 

「これでよし。……美雨、歩けるか?」

「あ、……ごめん、ダメみたい」

 

 腰が抜けてしまったのか、私の体は起き上がろうとしても動かなかった。

 

「そうか。じゃあ俺が抱えていく」

「えっ? わっ!」

 

 いきなりツナ君に抱き抱えられた。

 いわゆるお姫様抱っこと言う奴だ。

 

(か、顔が近い///)

 

 なるべくツナ君の顔を見ないようにしながら、私は抱えられて外へと出た。

 

 

 ?? 学校の外 ??

 

 

「沢田君!」

「! 平田。丁度よかった」

 

 学校の外に出ると、平田君が駆け寄ってきた。

 

 ツナ君が呼んでいたのかな。

 

 平田君に気がついたツナ君は私を段差になっているところに下ろして座らせた。

 

「平田、美雨を病院に連れて行ってやってくれ」

「うん、分かったよ。沢田君は?」

「俺はまだ助けないといけない子達が9人いるからな」

「そっか。気をつけてね」

「ああ。じゃあ美雨の事は頼んだぞ」

 

 そう言うと、ツナ君はどこかにすごいスピードで走って行ってしまった。

 

 私はツナ君の背中が見えなくなるまで見送って、平田君と一緒に病院に向かった。

 

 平田君には抱えてもらわずに自分で歩いた。さすがに肩は貸してもらったけど、ツナ君に抱っこしてもらった感覚を消したくなかったから。

 

 

 〜現在〜

 

 

「って感じ」

「あ〜、やっぱり皆そんな感じかぁ」

 

 美雨は死ぬ気の炎や小狼
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