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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
9名の救出劇@
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それってジョーコの戦闘員用の装備の」

「お前も知っていたか。そう、ナイトのみがつける事を許可されている装備、バイオエネルギー燈炎とうえん機だ」

 

 ??バイオエネルギー燈炎機。

 

 装着者の生体エネルギーを自動で吸収し、それを死ぬ気の炎に変換して放出することができるという機械だ。

 

 天才科学者ケーニッヒが完成させた対ボンゴレ用兵器。何やら特殊な素材を使っているそうだが、それはケーニッヒしか知らないらしい。

 

「な、なんでそんなもの! 危険なんだよ? 命を削られるんだよ?」

 

 一応双子の兄という情が残っているので、小狼の為に警告した。

 

 バイオエネルギー燈炎機は吸収される生体エネルギーを自力制御できないから、使えば使うほど生体エネルギーが奪われていく危険な兵器だったはず。

 

 ジョーコでもナイトクラスじゃないと扱いきれないということでないと以下は使用禁止だったはずなのに。

 

「へっ、これはケーニッヒさんの最新型だ。これまでより操作性が優れているから俺でも安全に扱えるらしいぜ。だから俺にもって秘密ルートで送ってくれたんだ」

「で、でも……」

 

 やっぱり私の説得など、小狼には届かないらしい。

 

 

「おい奴隷。俺の心配より自分の心配をしろよ。お前はこれから2択を迫られるんだからよ」

「に、2択?」

「そうだ」

 

 そう言うと、小狼は片手の指を一本だけ立てた。

 

「1つ。俺に土下座で詫び、俺の奴隷としてボンゴレ]世を消す」

「……」

「2つ。俺に逆らって、炎で消し炭になる」

 

 ……選択肢になってない。私は奴隷になるか死ぬしかないらしい。

 

「……さぁ、どうする?」

 

 ……奴隷になんてなりたくない。でも、私では死ぬ気の炎に対抗する術はない。

 

 ……このまま断れば私は殺される。でも、また小狼の奴隷に戻るのも嫌だ。

 

 私と両親を解放してくれたツナ君の為にも……1つ目なんて選べない。

 でも……死にたくもないから2つ目も選べない。

 

 ……どうしよう。選べるわけないよ。

 

「……時間切れだ、奴隷」

「!」

 

 私がなかなか答えないので頭に来たのか、小狼はいきなり時間切れを宣言してきた。

 

「じ、時間切れって?」

「奴隷はYESしか答えたらダメだろう? なのに何をいっぱしに考え込んでいるんだよ」

「そんなのって!」

「黙れ、この奴隷が」

 

 ??カチャ。

 

 小狼は私に向け
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