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ようこそボンゴレ]世。実力至上主義の教室へ
9名の救出劇@
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なか恐ろしい事を考えますね。

 

「……ボコボコにされるのは怖いですね」

「悪いな、俺達もしたくないんだけどよ。恨むなら沢田を恨んでくれ」

「……」

 

 私が無言になると、近藤君が焦ったように話しかけてきます。

 

「ま、まぁ安心しろよ。沢田が誰かのところに行くまでは攻撃しねぇし、もしも沢田が1番最初にここに来たらお前はボコボコにされねぇぜ?」

「お、おい! そうなると俺達が沢田にやられた事になって、龍園さんに制裁されんぞ!」

「あ! そ、そうか。……わ、悪い椎名。お前を助けるのは無理だ」

「……」

 

 罪悪感じゃなく下心で助けたいと言われても嬉しくはないものです。

 

(……!)

 

 その時。私はある気配を感じました。これは……そう。死ぬ気の炎の気配です。

 

 これは……ツナ君がすぐ近くに来てますね。死ぬ気の臨界点突破状態でも、内に秘めた死ぬ気の炎は気配を持っているものなんですね。

 

「……助けが来たようです」

『は?』

 

 いきなり何を言っているんだと言いたげに呆れ顔になる2人。

 

「おいおい、恐怖でおかしくなったのか?」

「落ち着けよ、まだ暴行してないんだからよ」

「……おかしくなってません。本当に助けが来たんです」

「そんなわけねぇ……」

 

 ??ドオオン!

 

『!?』

 

 その時、体育倉庫の硬い鉄の扉が音を立てて倒れました。

 

 硬い鉄の扉をあっさりと倒すなんて、おそらく彼にしか出来ないでしょうね。

 

「な、なんだ!?」

「鉄の扉が倒れた!?」

「……ツナ君、ありがとうございます」

「!? ツナ君ダァ?」

「ま、まさか!?」

 

 2人は慌てて私の前に立ち、扉を倒した人物に警戒を強めました。

 

 そして、扉の向こうからは優しい声が聞こえてきます。

 

「ひより、お礼はいらないさ。君は俺の仲間だからな」

「ふふっ、はいっ」

『さ、沢田ぁ!』

 

 扉を抜けてツナ君が中に入ってきました。

 

 2人も臨戦態勢に入っています。

 

 ??しかし、勝負は一瞬で着きました。

 

「お前を潰させてもらうぜ!」

「ここに来たのは不運だったな! お前は以前に俺達に……」

「口を閉じろ。お前達に付き合っている時間はないんでな」

「なっ! ふざけ!……」

 

 ??ボコっ!

 

 小宮君と近藤君が何かを言い切る前に、ツナ君の拳が2人の鳩尾にクリーンヒット
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